趣をがらっと変えてNYでの生活を。


MOMA(近代美術館)のお土産売り場で並んでいると、明らかに割り込もうとしている

男が一人いた。「次の人」と呼ばれたときに、4人くらい飛ばしてレジの前に行こうとしたので

肩を抑えてとめた。

その瞬間、自分が持っていた絵葉書が何枚か地面の落ちた。

男「失礼。だけど、掴むのは礼儀に反している。触らないでもらいたい」


明らかに順番抜かしをし、とめられたときにこの開き直りかたってばなかなかのもの。

アングロサクソン系ではなくラテン系の白人。



去年オープンしたタイムワーナーセンター地下にある大型スーパーに行ってみた。

家にはいちおうキッチンも食器も包丁もあり、炊飯器まであるみたいなので、ここは

ひとつ晩御飯になすとひき肉のカレーでも作ってみようかと思って材料を探す。

最初に目に入ったナス。



・・・でかい。

輪切りにしても直径10センチにはなる。これが入ったカレー・・・(想像)。

ありえん。

と、よく探すといろいろな種類のナス発見。白いのやら細長いのやら。

比較的日本の物に近いサイズのを選ぶ。(まだでかい)

たまねぎ、トマト・・順調順調。


ひき肉。豚、牛90%、牛80%などなど種類はいろいろ。

とりあえず豚を選ぼうと・・・・



1ポンドって何グラムよ?


まったく想像がつかず。肉売り場のおにいちゃんに身振り手振りで一掴みくらいと

示してみる。すると


Hallf pound?


おーーしこれはもうおにいちゃんを信じよう。

「じゃ、それで」


米はカルフォルニア米を買って・・・あとは・・・、そうカレールーだ。

が・・・見つからない。

日本食専門ではないとはいえ、マンハッタンでは最大級の高級スーパーなのに。

・・・と思ってみていると「カレーペースト」という瓶を発見。妙に赤い。

日本風はないだろうとあきらめてこれをチョイス。



さて、家に帰ってたまねぎをみじん切りにしようと包丁を持った。


・・・包丁じゃない!


当たり前といえば当たり前だが。のこぎりみたくぎざぎざの刃がついている。

これでみじん切りなんてできるか!!

ぎざぎざになっている分、刃も太い。つまり・・・


催涙ガスがたくさん出てくる。



さて、考えてみれば計量カップも計量スプーンもないし(あってもポンド表示?)、

過去に作ったときの記憶をベースにやるしかない。

水の量はもう多すぎたら蒸発させりゃいいやということで大きなグラスに3杯。

そしてインド風カレールー・・・。これも大き目のスプーンに2杯。なんとかなるさ。


さて。試食。

まず期待していたようなねっとりした感じはまったくない。

スープ状の部分は、味が薄い気がするが後味はひりひりする。

野菜を絡めて食べると味は少し薄い気がする。

米は細長いやつなのでぱらぱら。


・・・なかなかこっちの食料で思った味を出すのは難しい。