今日の一言は・・・
J'ai quelque chose à te dire.
(ジェケルクショーズアトゥディーr)
きみに言うことがある。
ちょっと言いたいことがあるんだけど・・・という時に。
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東京国際映画祭プレイベント上映会で、映画「サラの鍵」を観てきました。
1942年パリ。ユダヤ人一斉検挙の朝、10歳の少女サラは弟を納戸に隠して
鍵をかけた。すぐに戻れると信じて・・・。
はたして弟は無事に生き延びることができたのか?サラの運命は?
そして、舞台は現代。女性記者ジュリアは、夫の祖父母から譲り受けたアパートの
かつての住人が、サラとその家族だったことを知る・・・。
パリに住むユダヤ人がアウシュビッツに送られる前、”ヴェルディヴ(冬季競輪場)”
に収容される非人道的なシーンは、見ていて辛いです。胸にグサグサ突き刺さります。
今の美しいパリでそんな悲劇があったことを知っている人は少ないのでは・・・。
1995年にフランス国家がユダヤ人迫害に加担していたという事実をシラク大統領
が演説で明らかにして、国民は衝撃を受けたそうです。
見終わった後、時間がたつにつれて、じわりじわりとくる作品。
悲しい物語なのですが、見終わった後に幸福感さえ感じます。
最近映画館で映画を観ていなかったせいか、この類の映画を観るのが久しぶりだった
せいか、改めて映画の底力みたいなものを感じました。
主演の女優も素敵です!
2011年12月から銀座テアトルシネマ他で公開。
A demain !