図5
では2図において58玉、つまり5図を見ていきたい。
まずは飛先が切れない順
△8八角成 ▲同 銀 △2二銀
図6
之ならば、24歩同歩同飛には33角が純粋に両取りになるため、
飛先を切る事はかなわない。
但し、一手得で58玉と安定した形を得て、
後手方序盤の85歩と突いたことによる得を得られた形とは言えないだろう。
(もちろん形勢は互角に近い)
ここから進み、68玉としたとしてもかなり先後同形に近くなりやすく、
一手多く指す先手がよくなりそうなものだが、
それでも互角に近いのは千日手の懸案があるからである。
というわけで、後手方も得を得ようという指し方を見ていく。
まず図5で86歩は同歩同飛以下 甲 にて紹介した手順があるので、
やや先手が指せるところであろう。(58玉が働き34飛と横歩も取りやすい)
32金で角に紐をつけ、86歩を目指す順は普通に見えるが、
あまり得ではない。
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛
図7
図7となり、32金と上がったので86歩と行きたいが、
同歩同飛にまたしても22角成~77角があり、後手方の飛が隠居しやや先手もちであろう。
32金と上がっても両取りの筋の受けになっていなかったということである。
また後手から88角成~33角の両取りは、21飛成88角成77角同馬同桂で、
先手駒損だが、竜の存在、24桂からの駒損回復もあり、先手指せる。
よって32金はあまり得な手とは言えないだろう。
また、5図にて86歩同歩32金という順もあり、
24歩に86飛と走る狙いである。
図8
図8以下、
23歩成は88角成32と同銀88銀同飛成78金打89竜79金寄99竜21飛成同銀33角62玉
は、やや後手持ちとみる。(変化もあるが面倒)
よって22角成同銀23歩成同銀24歩14銀88歩と収める順がはっきりしてよいと思われる。
後手方の14銀が負担となっているので、やや先手もちであろう。
図9
次回は5図で52玉を見ていく。




