先日、小さな頃から続けてきたある何人かの生徒から、「先生のお手伝いをしたいので何でも言って下さい‼︎」とメールが来た時は、あぁ、皆いつの間にかこんなに大人になっているのだと気付かされた。
何かしらの理由があり辞めたり次のステージに進んで行っても、定期的に近況を連絡してくれる者もいる。辛いことはありながらも覚悟を決めて自分の人生をしっかりとした足取りで歩んでいることを伝えてくれる。大人としての振る舞いや前進している姿に感動する。
そして自分のやりたいことに集中しながらも、今自分がどんな立ち位置に居て、一方で周りにさり気なく気遣いが出来る様にもなっている、絶妙なタイミングで…。
そういうことが出来る様になった者は、確実に表現力に拡がりと深みが出てくるんだなぁ。それは年齢関係無くて、小学生の子でも気付く子は沢山いるし、大人でも全く出来ない人もいる。要は踊る以前に日常の過ごし方とまず自分の家族に身近な人への接し方の積み重ね…。何より喜びだけで無く人の痛みや苦しみにも寄り添えるかどうか。
プロの道へ進んだ者も、プロを目指して頑張っている者も、我が子を産み育てている者も、ダンスの道では無くても目標に向かって進んでいる者も、それぞれ皆、守るべきものがあり、何かにぶち当たりながらもひとつひとつ乗り越えて行く…。物事の本質に目を背けずに…。
子どもから関わっていると、長きに渡りダンスだけで無く人間的成長を見守ることが出来る。
一時は巣立って行く皆を見送ることが本当に寂しくてこれが続くと思うと、胸が張り裂けそうな時もあったけれど
今はそれが少し和らいできた。勿論寂しくないわけでは無いけれど、それよりもその先にあるその人の成長と進化、人生が豊かになっていくことへの喜びは何物にも変えがたい。
頑張ってきたにも自分いたわってあげようと思う様になったし、その方が私も自由になれると知った。
成長した皆と一緒に踊れる様になり、どんな表現をどんな舞台を創りあげようかと考えることはこの上なく幸せだけど、間違いなく言えることは、何処にいようがそれぞれの成長、進化していくことが私にとっても大きな喜び。
……………
一昨日の教育大のダンスパレットでの若者達との関わり、そして先日プロとしてデビューした生徒のステージを観ながら、私の生きる役割を再確認出来た。
自分が信じて積み重ね続けてきた確かなものをこつこつと人に何かを伝え続けていった先にはこういう喜びがあるからずっと頑張れているんだろうな。これからもきっと…。
