この前の週末は、衷心が内側を向いていたようで

書物を手にする時間を長く持ちました。

本を読むという行為は傍から見れば“静”なのでしょうが、

その内容に心を動かされる場合は思考に“動”のスイッチが入ってしまう。

思うにそんな静と動の振幅が、読書の醍醐味なのでしょう。


幻冬舎社長である見城氏。

出版界で知らない人はいない大物で、

石原慎太郎、五木寛之、中上健次、村上龍などの作家のほか、

尾崎豊、松任谷由実、坂本龍一といったアーティストに至るまで、多くの著名人に

「彼としか活字の仕事はしない」「彼との仕事だからこそ書く」と思わせたことは有名です。

その彼が人生の総決算とした本書。

いかに作家やアーティストの人生に挑み、いかに彼らが持つ黒い部分を刺激し、

いかにそれを活字として吐き出させてきたか。

ま~、読んでいるこちらの気持ちがヒリヒリとしてきます。

返り血を覚悟で相手の中に深く入り込み、

その闇のような澱のようなものを活字として表現させるには、

編集者である氏自身も同じものも吐き出さなくてはいけない。

それがどれだけの苦痛を伴うかは、想像に難くありません。

しかしそれがなければ、伝説と言われた彼の編集者人生はありえなかったのです。


以前の仕事場で一度、氏を見かけたことがありました。

確かにスマートだとかハンサムだとか、

そんなカタカナの形容詞は氏に似合いませんでした。

ただその奥底に心底惚れた才能と心中する覚悟があり、

常に死に向かう人生を意識していた氏の後姿がありました。


さて、私の今の後姿はどんなものなのだろう。



「編集者という病い」  見城徹著   太田出版







“フットパス”って御存じですか?

発祥はイギリス、

「森林や田園地帯、古い街並みなど、地域にあるありのままの風景を楽しみながらあるくこと」。

このフットパスを取り入れて、地域の魅力を発信しているのが

熊本県では宇土市、宇城市、美里町です。


今回、9つのコースを紹介するパンフレット

『くまもと宇城フットパス ~宇土・宇城・美里を歩く~』が出来上がり、

私は各コースのスポット紹介文を担当させてもらいました。

宇土市  網田コース

       網津コース

       轟コース

宇城市  松橋コース

       豊野コース

       海東コース

美里町  佐俣コース

       霊台橋コース

       小崎コース

中でも美里町の小崎コースは、今まで足を踏み入れたことがなかったエリアで、

原稿作成のための情報を集めながら、

「近いうちに絶対に行くぞ!」と思わせてくれました。

何と言っても、その石垣の棚田の美しさ!

“美里のマチュピチュ”と呼ばれ、

眼前に広がる棚田は圧巻と聞きます。


宇城地域の物産館等で配布されていますが、必要な方は宇城地域振興局(電話0964-32-2113)または、美里NPOホールディングス(電話0964-48-8333)までお問い合わせください。



CONTENTOな仕事人生。-宇城フットパス




我が人生の棚卸しも兼ねて、社会人としての遍歴をまとめてみました。


1995-  (有)ウルトラハウス タウン情報くまもと 編集部勤務

 入社後の初仕事は、温泉特集のモデル。バスタオルを巻き、露天風呂にニッコリ笑顔で浸かっているページが現存しているはず。ちなみに最後の仕事は、熊本のカフェ特集。「スタバが熊本に進出か!?」という噂がたち始め、その後一気にオシャレなカフェが熊本に増えた時期。


2001-  熊本県民テレビ KKT『テレビタミン』 にディレクターとして携わる

 スタジオのフロアディレクター、季節のお花を紹介する園芸コーナー、村上キャスターと行く台湾旅行に同行取材etc、後半4年間は吉本多恵子さん出演の料理コーナー『おまかせマンマ』などを担当。


2008-  紙媒体での編集&ライター、テレビ番組のディレクターをフリーランスとして始める

■紙媒体

 ・るるぶ熊本’08    ・グルメぱぁ~てぃ   ・地図ナビ

■TV

 ・テレビタミン料理コーナー『おまかせマンマ』


2009- イタリア・ミラノの日本食レストラン『大阪』とブティック『g81』を経営するVento d'Italiaにて、

マネジメントを担当。


2012- フリーランスでの仕事を再開し、現在に至る



実は私が人生で行った就職活動というのは、最初に入社したウルトラハウス1社のみ、それも既卒でした。その後のテレビ、そしてイタリアでの仕事に関しては全て縁あって声をかけていただいたもの。「その時にしかできない経験を積み、私だからこその人生にしたい」と転職を決断し今に至りますが、我ながら「面白い仕事人生だな」と思っています。

私のイタリア滞在2年半の間に撮った、

スナップ程度の写真。

今年になり、ようやくデータを整理したり、

形に残しておきたいものはプリントしたりと、

イタリアの思い出を大事に納めたところでした。


そこにかかってきた1本の電話。

「持木さんの撮ったイタリアの写真、うちの店に飾らせてもらえませんか?」

声の主は、食材にこだわりマクロビオティックを活かしたおいしい料理で有名な、

ウエルネススクエアー和楽の東島さん。

以前、KKTテレビタミンに料理コーナーの先生として出演していただいてから、

お世話になっている方です。

実は駕町通りに系列店のイタリアンレストラン「ビオサルーテ」があり、

そこで店の雰囲気を作る写真を探していたらしく、

私を思い出し、声をかけていただきました。


先日、データをお渡ししていたので、

「もう飾られてるかな~~?」と今日訪ねたところ、

2階席の一番奥、額に入れられた10点ほどの写真が展示されていました。

私が撮ったスナップ程度の写真が、こんなに素敵に見えるなんて!!


特に別料金もありませんし、期間もエンドレスです。

「ビオサルーテ」で食事をしていただきさえすれば、ご覧いただけますので、

是非足をお運びくださいませ。


ビオサルーテはこちら↓



CONTENTOな仕事人生。-bio salute 2

CONTENTOな仕事人生。-bio salute 3







男女問わず、私が憧れるのは“潔い”人です。

とりもなおさず、私が潔くない類の人間だからだと思うのですが、

そういう意味で憧れるのが、池田晶子さんです。


彼女は言います。

「言葉の意味」は普遍なものだと。

だから、「自分の言葉」だと思っているのは個人的意見であって、

「これは自分の言葉ではなく、普遍的な意味を持つ言葉だ」と自信が持てるまでは、

沈思すること。沈黙が大事だと。


また、彼女はパソコンを所有しておらず、

「発信」というのは、あくまでも「自分で考えた普遍的なもの」を人に伝えることだから、

そのような機械は必要ない、と言います。


少なからず、情報や言葉に接する仕事をしている私。

その“意味の重み”に対して不感症になっていないだろうか?

どんな少ない文字数の中にでも、普遍的な言葉・知識が入っているだろうか?

彼女のこの言葉を目にする度に、自分を戒めています。


そして彼女は、2007年に46歳で急逝。

その存在がまた“潔い”と思うのは、私だけでしょうか。


「暮らしの哲学」 池田晶子著  毎日新聞社


郷土の新聞、熊本日日新聞社発行のフリーペーパー「すぱいす*spice」。

3月4週に渡る「路線バスで行く くまもとプチ旅。」企画で、

プロダクション“ニット”さんのお手伝いをさせていただきました。

間もなく熊本市が政令指定都市に移行しますが、

その際、各区役所への利便性などを考慮し、バスの路線の新設・変更が行われます。

それに併せて、バスでお出かけしよう!!という企画です。


今回は取材物件の写真・記事、イラストのための参考写真などを担当。

東区  広木公園周辺         小春日和、広々とした公園での昼寝は最高!

西区  小島中町地区周辺      隠れた歴史資料に驚き!

南区  川尻周辺            昔の風情に癒される!

北区  フードパル熊本周辺      食べたいもの&飲みたいものが大集合!

以上、4地区を巡りました。

実際に数時間かけて各地区を廻ると、それぞれの地区の“色や匂い”を肌で感じられますよ。


いよいよ春本番。便利になったバスで、是非お出かけください!



CONTENTOな仕事人生。-すぱいす バス企画