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コンテンポラリーダンス大百科?

コンテンポラリーダンスの作品やDVDなどを紹介することによって、コンテンポラリーダンスの魅力を多くの方に伝えられればと思います。

コンテンポラリーダンスの歴史


コンテンポラリーダンスはフランス語の『danse contemporaine(ダンス・コンテンポランヌ)』を英訳した言葉と言われています。
クラシックバレエ、モダンバレエ、モダンダンス、ポストモダンダンスなど様々な踊りが生まれてきたダンスの歴史の中で、現在進行形で変化しつづけているのがこのコンテンポラリーダンスです。


1980年代前半にフランスの国策でダンスを含む文化や芸術に多額の文化予算が組まれたことから、各地でダンスが盛んになっていきました。
その中でマース・カニングハム(Mercier "Merce" Philip Cunningham)、ピナ・バウシュ(Pina Bausch)、ウィリアム・フォーサイス(William Forsythe)、イリ・キリアン(Jiri Kylian)らの影響を受け、同時にモダンダンス、ストリートダンス、暗黒舞踏、パントマイム、ヌーボーシルク、ショーダンスなどの技法を次々と取り込み徐々に独自のコンテンポラリーダンスというジャンルを形成していきました。


現在ではヨーロッパ、アメリカはもちろんアジアでは日本や韓国、中東ではイスラエル、南米ではブラジルなど世界中で新しいムーブメントが起きつつあります。


日本ではヴッパタール舞踊団(Wuppertal Opera Ballet,Tanztheater Wuppertal Pina Bausch)のピナ・バウシュの来日や、カルロッタ池田、室伏鴻、白桃房、大野一雄、山海塾などの舞踏(BUTOH)の世界的評価の高まりなどをきっかけに定着していきました。




コンテンポラリーダンスの歴史 参考書籍・おすすめ書籍



ダンス・バイブル---コンテンポラリー・ダンス誕生の秘密を探る
乗越 たかお

コンテンポラリーダンスの評論家、乗越たかおさんによるタイトル通りコンテンポラリーダンス誕生の秘密に迫った書籍。100年間のダンスの歴史がわかりやすく解説されています。






コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド
乗越 たかお

世界の超有名ダンサー&カンパニーから、注目の若手までを徹底網羅。図版や年表を満載した、コンテンポラリー・ダンスの全体像を知るための必読書です。






コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER
乗越 たかお

コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドをさらに内容を充実させた改訂本です。コンテンポラリーダンスのバイブルといっても過言ではありません。






どうせダンスなんか観ないんだろ!?―激録コンテンポラリー・ダンス
乗越 たかお

世界中のダンスを見続けている乗越 たかおさんの雑誌連載エッセイを大幅加筆して、コンテンポラリーダンスの魅力や楽しみ方を解説している本です。100点以上の舞台写真を掲載!






ダンスは国家と踊る―フランス コンテンポラリー・ダンスの系譜
アニエス イズリーヌ

なぜ国家はダンスに力を入れるのか。ダンスにからみつく「国家」と「制度」という強固な糸を可視化し、問題提起を迫ります。巻末にコンテンポラリー・ダンスを網羅する解説付き人名索引とフランスのダンス年表を掲載。






ダンス・ハンドブック
ダンスマガジン

ダンスの歴史と現在を解説したダンスの事典。コンテンポラリーダンスよりももう少し前の時代、クラシックバレエからの歴史を学びたい方におすすめ。







モダンダンスの歴史
海野 弘

モダンダンスの歴史も知りたくなってしまったあなたにはこちら。個々のダンサーの内面に触れながら、20世紀の精神運動に深く関わったモダンダンスの歴史を辿る。