Vol.1873 | Consigliere Jewelry Store Blog

こんにちわ。

 

本日はもう一つ。

 

作り方がとってもコアなこちら。

 

【Gaboratory/ガボラトリー】

Profiling motorcycle chain with 1skull bracelet(medium)

¥374,800(税込)

 

 

 

色々あるのですが、まずはO-ring(丸カン)とT-barのリンク部分にご注目下さい。

 

 

 

通常であれば、Dカン(D型の銀線)のパーツが付く部分にはロングスモールオーバルの様なパーツが直結されています。

 

この作りはかなりレアなもので、私は一度しかこの作りの現物を見た事がありません。

 

プロトタイプと言いますか、製品としてリリースを考えて作られたものでは無く、一点物として製作された様に感じられる部分でもあります。

 

ガボール・ナギーがファクトリーのスタッフ用に製作したと言うこの形のブレスレットのヒストリーを裏付ける様な作りと言っても過言では無い気がします。

 

 

次にチェーンパーツについて。

 

パッと見は普通に見えるかも知れません。

 

でも、普通では無いんです。

 

通常であれば、他のガボラトリー製品と同じ様にロストワックス製法で、ゴム型からワックス(インジェクション)→キャスト(鋳造)の流れで製作されるのですが、こちらはO-ring(丸カン)と同じ、つまり地金加工によって一つ一つ作られているとの事でした。

 

倣い加工。

 

金属加工の一つで、同じ形のものをたくさん作る時に用いられる方法の様で、銀板をベースにしたもの(チェーンパーツ)と同じ形に切り抜いて、刻印を打刻すると板が歪んだり伸びたりするので、刻印を打刻した後にピンが刺さる部分に穴を開けて作られたのが、今回ご紹介のブレスレットになります。

 

手作業でカットしていく様なので、出来上がったパーツの形が100%全く同じでは無く、パーツのクビレや形に僅かな違いが出る為、ロストワックスで製作されたものとは異なった佇まいとなります。

 

雰囲気重視の方にはオススメの製法となります。

 

 

 

デザイン、大きさ、仕上げetc、ガボラトリー/ガボールの魅力は数え切れませんが、この様な重箱の隅を突く様なところにガボラトリーのもう一つの魅力が詰まっていると思います。

 

この様なガボラトリー/ガボールのディテールに関しましては、何なりとコンシリエーレにご相談頂ければと思います。

 

どうぞ、宜しくお願い致します。

 

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