こんにちわ。
本日はもう一つ。
作り方がとってもコアなこちら。
【Gaboratory/ガボラトリー】
Profiling motorcycle chain with 1skull bracelet(medium)
¥374,800(税込)
色々あるのですが、まずはO-ring(丸カン)とT-barのリンク部分にご注目下さい。
通常であれば、Dカン(D型の銀線)のパーツが付く部分にはロングスモールオーバルの様なパーツが直結されています。
この作りはかなりレアなもので、私は一度しかこの作りの現物を見た事がありません。
プロトタイプと言いますか、製品としてリリースを考えて作られたものでは無く、一点物として製作された様に感じられる部分でもあります。
ガボール・ナギーがファクトリーのスタッフ用に製作したと言うこの形のブレスレットのヒストリーを裏付ける様な作りと言っても過言では無い気がします。
次にチェーンパーツについて。
パッと見は普通に見えるかも知れません。
でも、普通では無いんです。
通常であれば、他のガボラトリー製品と同じ様にロストワックス製法で、ゴム型からワックス(インジェクション)→キャスト(鋳造)の流れで製作されるのですが、こちらはO-ring(丸カン)と同じ、つまり地金加工によって一つ一つ作られているとの事でした。
倣い加工。
金属加工の一つで、同じ形のものをたくさん作る時に用いられる方法の様で、銀板をベースにしたもの(チェーンパーツ)と同じ形に切り抜いて、刻印を打刻すると板が歪んだり伸びたりするので、刻印を打刻した後にピンが刺さる部分に穴を開けて作られたのが、今回ご紹介のブレスレットになります。
手作業でカットしていく様なので、出来上がったパーツの形が100%全く同じでは無く、パーツのクビレや形に僅かな違いが出る為、ロストワックスで製作されたものとは異なった佇まいとなります。
雰囲気重視の方にはオススメの製法となります。
デザイン、大きさ、仕上げetc、ガボラトリー/ガボールの魅力は数え切れませんが、この様な重箱の隅を突く様なところにガボラトリーのもう一つの魅力が詰まっていると思います。
この様なガボラトリー/ガボールのディテールに関しましては、何なりとコンシリエーレにご相談頂ければと思います。
どうぞ、宜しくお願い致します。
-Consigliere Jewelry Store-
コンシリエーレジュエリーストア