AIM の世界セイハ日記 Back in California -184ページ目

北カリフォルニアロードトリップ

AIM の世界セイハ日記 in Denmark-US Road Trip


9日間のホーム探しの旅が無事終わりました。暖かい太陽の下、レンタカーした巨大なフォードのSUVで、シリコンバレーを駆け巡った9日間。冬とは思えないほど日差しが強く、永遠と遠くに続く大地を見ながら、アメリカの広大さを再び実感することとなりました。

サンフランシスコ空港に着いて間もなく、久々のイミグレーション審査にドキドキ。ワーキングビザを持つNくんと、配偶者ビザで審査を受ける私。久々のUSエントリーに緊張でかすかに震えているNくんの横で、必要な資料を確認しながら全力サポート。ここがまず第一に、あっヨーロッパに帰りたいっと思った瞬間でした。

半分不安で、半分エキサイティングな複雑な心境で始まった旅。サンフランシスコの南に位置するシリコンバレーは、IT企業の中心地で、広大な土地に次から次へと大企業のキャンパスが立ち並び、無機質で平坦な印象でした。

こちらへ来る前に、パリで週末を過ごした我々にとっては、ショッキングな光景。こんなこと知っていたけれども、予想はしていたけれども、同じ西欧文化なのに、アメリカとは、日本以上にヨーロッパとは正反対な国なんだということを再確認しました。素敵な街角などひっとつもなく、目が肥えてしまったせいかお洒落な人なんて誰一人いない。オーバーサイズのダサいスーツを着るビジネスマンに、オーバーサイズの人々に、フーディーしか着る洋服を知らない若者たち、、、。

まあ、こんなふうに最初はこの違和感をどうしたらいいものかと困惑しましたが、次第に時間が経つに連れて、アメリカにしかない良い部分もたくさん見えてきて、旅の終わりにはすっかり居心地がよくなっておりました。この天気の良さ、食のバラエティー、エンターテイメントの多さ、息を飲むようなダイナミックな大自然などなど、人間の欲を多いに満たしてくれるのがアメリカ西海岸。車での移動がほとんで、足がむくんだりなんてしない、バス停で寒くて凍えることなんてない、お店が早く閉まってしまって夕飯の買い出しができないなんてことはない。

それに今回改めて感動したのが、アメリカならではの独特の空気。言葉には表しづらいけど、五感がいっきに引き締まるといったら良いのでしょうか。デンマークは私にとって、無臭な国。北極に近いせもあるかもしれないけど、淡い感じの感覚が少ない国といったらいいのでしょうか。アメリカには、言葉には表現できないクセのある空気感があるのです。私の青春を過ごした国でもあり、なぜか心がきゅーんとする。3ブロックおきに見えるスタバにもいちいち反応しながら、溢れ出る懐かしさを消化しきれない感じでした。

一方ではヨーロッパの素敵な街並、お洒落な人々、表面的でない深い人間関係などなどを恋しく思い、一方ではアメリカでの開放感、チョイスの多さ、便利さ、可能性などに心を揺さぶられ、なぜ、世界には、この全部がall in oneになった場所がないんだろうと思ってしまいました。これって、はっきりいって無い物ねだりですよね。

さて、長くなりましたが、アパートは無事見つかり、購入する車にもめどを付け、車の免許も更新し、大きな引っ越しへの準備はできました。ちょっとここからは、早送りで、旅の様子の一部を振り返りたいと思います。

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ほぼ毎朝食べたアメリカンブレックファースト。懐かしいIHOPのパンケーキ。もちろん他のブレックファーストプレースにも行きました。こちらの朝はデンマーク時間の夜なので、けっこう食べれるんです。朝から胃もたれ状態でスタートの毎日でした。

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新しい発見。シリコンバレーの冬は紅葉がとてもきれい。しかも黄色だけではなく、赤、黄、緑が混ざった日本顔負けの紅葉の美しさでした。前に見えるのは、Googleマップのストリートビューを撮る車二台。このエリアらしい光景でした。

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半日だけサンフランシスコのほうへも行ってきました。目的は、ショッピングとこれ。人気ステーキハウスHillstoneからのハワイアンリバイステーキ。やっぱりアメリカといえばステーキ。デンマークでの味のしない筋の多いステーキとは大違い。店内は70年代風のアメリカがもっとも裕福だった時代を反映するコウジーなインテリア。アメリカの良い部分を凝縮させたレストランといったらいいのでしょうか。

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そして、夜欠かせなかったのがバブルバスタイム。暖かいとはいえども、夜はかなり冷え込むバレーエリア。なぜかパリと書かれたBath & Bodyworksのバブルバスで毎晩ゆっくりバスタイムをしました。意外とバスタブが深かったマリオットのお風呂。贅沢でした~。

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更に贅沢といえば、ある晩に頼んだルームサービス。旅の間ずっとひどい風邪を引いていたNくん。症状がひどくて外に出られなかった一晩に頼みました。ビタミンを取ろうとデザートとしてオーダーしたフルーツプレート。デンマークでのフルーツは、農薬をあまり使わないせいか見た目が悪くて、それでもってオーガニックだからおいしいのかなと思って食べてみると半分くさっていたりで、フルーツに飢えていた我々。これすべて完食いたしました。

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そして、天気の良い日に訪れた。Palo Alto。スタンフォード大へ繋がる大通り。比較的、高級なエリアと知られるPalo Altoは緑も多く、人々も割とお洒落なほうで、こぎれいでなんとなくほっとする町でした。このヤシの木と太陽、デンマークにはありえない光景です。

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そして、最終日。飛行機に乗る前に寄ったサンフランシスコ空港に近いビーチ。絵に描いたように開けた真っ白な海岸。太陽が沈む時間で、空をグラデーションに染めていました。夢で見たような、なんとなく懐かしいsurrealな光景。波が少し荒く、この太平洋の向こう側にある日本を思うと少し心が痛くなるくらい、、、恐ろしくも美しい大自然。

言葉にできないほときれいな光景を前にしながら感傷に浸る我々。慣れしたんで来たものにサヨナラを言わなければいけない不安で怖い気持ちと、これからやってくる新たな可能性への期待が交互する本当に複雑な気持ち。若いときにアメリカを訪れたときとはまた全然違う、どちらかというと不安のほうが多いような、やや臆病になっているアラサーの我々。

でも、最後の日に見た沈む夕日は、我々を歓迎してくれているかのように、とてもポジティブなものを与えてくれました。大丈夫。ここへまた戻って来れる。来年の頭にまた会おう。