「大丈夫なんでしょ?」
大丈夫?… なわけないじゃん
だけどそんな風に言われたら
「そうだね 大丈夫」って
最大の笑顔で返すしかない
なんだと思っているの?
私は
鉄の心を持っているわけじゃない
「病気の話しは聞きたくない」
え? 私、病気だわ…
ゴメン
ならTV消しといてくれればいいのに
「強いね もし私ならあなたみたいになれない」
強いわけない
あなたも癌になったら私みたいに振る舞えるよ
だって 逃げられないのだから
皆 なにもわかっていない
わからないのに
無責任に言葉を投げかける
私は戸惑う
全ての言葉が
剣になり
私を突き刺す
病は残酷
私を弱くする
私ばかり
こんな目にあわなきゃいけないなんて
限りある命なのだと
気づかされた今
限りない命だと
疑わないあなたたちが
憎くて 腹立たしくて
世の中全ての命がなくなればいいと
思ったその瞬間
今ここにある命たちは
100年後には
ほぼ皆ないのだと
気づいて
なんだ そんなものか
と
ほっとした
皆気づいてないだけ
全ての命に限りがあるんだよ
皆 大嫌い
私だけが
死ぬかもしれない命じゃないんだから