こんにちは、おれんじですクローバー

 

この前、学校についてのコンプレックスをあげてみたとき

「子供の学歴を磨いてリベンジする?」って言葉にしたら

ドキッ!としたのでここをもうちょっと深堀りしてみます。

 

まず私の、学び履歴から。

 

小学校5年生のときに塾に入れられました。
近所の個人塾。
「この塾にいった後ならどれだけアニメ見てても怒らないから」と言われて。

嫌だった記憶はあんまりないので、そこそこ楽しかったんだと思う。
知らないことを知ったり、物が分かるのは面白かった。

 

中学に入って、本格的に塾に通いだしました。

いま思えば小5の塾は、このための布石だったんだなぁ…。

駅前にある、神奈川県では有名な塾。
偏差値の高い高校に入るための塾。

 

テストの成績でクラスが分けられてて、私は一番上か、二番目によくいた。

男の子たちがギラギラしてて怖かったなぁ。

小学校までは単なるバカ男子だったやつも、勉強を競争みたいにやってて。

嫌な感じ、と思ってたな。

 

学校の勉強も嫌いじゃなかった。

ていうか、そうか、今わかったけど、この頃は学校と塾の勉強がセットだったんだな。
内心点とらないといけなかったから、塾の勉強は学校でいい点とるためにあったんだ。

だから学校の授業も嫌いにならなかったんだなー。

 

実力と志望校が合っていたので、一番行きたかった高校に合格できた。

 

ごく当然のように、高校入学直前に予備校に放り込まれた。

ほんと「放り込まれた」って感覚。

高1から週2回予備校の授業。

 

この辺から学校の授業の意味が分からなくなる。

学校のテストと大学の受験が繋がってないように感じてたんだな。

大学に受かればいいんでしょ?学校の成績関係ないでしょ?じゃぁ別にいいや、と。

後になって指定校推薦を獲る賢い友達の存在を知る。

やっときゃよかった、学校の勉強。

 

予備校の成績も大してよくなく、ていうか今思えば実力相当で。
第一志望に落ちる。

親は喜んだ。「女のが入るには最高よ!」って。
この一言がまたブッサリと心に突き刺さっている。

そんな基準で進学を考えたことなんかない。

 

進学先の学生証をもらった時の気持ち、今でも覚えてる。
「たったこれだけか。小5から塾に通ってずっと勉強して。

 あれは、たったこれだけのものを手に入れるためだったのか」

 

意味なかったじゃねーか!というのが、学びに対する私の感想です。

 

で、その後。

もっとポジティブに学んでいる人に会う。

 

一人は大学の友達。

彼女は中学生の時から「この仕事に就きたい」という夢を持っていて。

うちの大学はそのための専門コースがある珍しいとこだったから

彼女はそれを目指して進学してきていた。

私みたいに何も考えず親のいうまま勉強して不本意に入学してきた人と違った。

彼女はちゃんとその仕事に就いて、いまは海外で働いている。

わたしの大好きな、自慢の友達。

 

もう一人は従妹。

彼女は両親の都合でイギリスで育った。

大学生になった時に再会してびっっっくり。

なんて素敵な子なの!!!

今まであったどの日本人より素敵!

自分の意見を持っていて、目に力があって、話が面白くて、凛としていて…

もちろん英語はペラペラ、日本のトップ大学に留学生として来て。

在学中に事業を立ち上げ、さらに他国に留学して、国際企業に就職して…

 

彼女がずば抜けて素晴らしい人だったとか、彼女自身の努力もあるだろうけど。

「海外で育った子って全っっっ然ちがう!!」と思った体験でした。

なんだろう、私と似た器を持ってるのに中身が違いすぎるなと感じた。

彼女だって日本でそだっていたらそこら辺のつまんない子になってただろうなと。

偏差値の高い学校に行ったかもしれないけど、なんか中身の薄い子。

でも海外で育つと、こんなに中身の濃い人になるんだ!!と思った。

 

その辺からかな。

教育に興味を持ったのは。
 

人がどう育つかは教育によるんだ。

偏差値を磨くのが教育じゃないんだ。

魅力的な人になって、人や社会と関わって。

豊かな中身をもつことは、自由につながることなんだ!

 

うん…。というわけで。

私は私の学びにコンプレックスがあるから、子どもの学びに真剣です。

私みたいなショボい体験させたくない。

コスパが悪すぎる。

人間として柔軟な若いときを、偏差値を高める勉強に費やすのに

手に入るのはたかだか学生証。

豊かな人間になるための素材は、日本にはない。

あるのかもしれないけど少ない、手が届きにくい。

 

ちなみに、これは偏差値がもっと高ければ解決するものでもないと思ってます。

親戚に東大入った子がいるんですけど、私の何倍もヤバいとおもうから。

人間としての幅が狭すぎる。

ペーパーテストなんか余裕でとける魅力的な人がついでに東大入りました、ならいいけど

大学入試のために若い時間使っちゃうのはほんと無駄。人生の無駄。

 

子どもの教育は豊かな人間になるためにやる。

豊かになって、自由にいきるためにやる。

私みたいなショボいことさせない。

 

うん。これが私の「コンプレックスあるから子供の学歴磨く」の正体だな。

どうなんだろ、これ。やっぱり醜いリベンジ戦かな?