反面教師から始めよう | Go The Distance

反面教師から始めよう

昨日からIβMで研修を受けていまして。その中で思ったことをメモ。


私は基本的にIT系の研修って大して価値はないと思っています。「習うより慣れよ」の世界だし、研修ではノウハウまで教えてくれないからです。知識の整理レベル以上は期待したことが無い。私が新人の頃に受けたプログラミングの研修も、それはそれはフォ――(▼∀▼)――ッ!!!


閑話休題。


プログラミングの研修ではほとんど文法の話が多いです。確かにイディオムがわからないとプログラミングは出来ませんが、問題はそこから先にあると思います。コンストラクタのオーバーロードを知ったからといって、良いコードがかける理由はどこにもありません。


プログラミングの研修で一番叩き込んでおかないといけないのは、「アンチパターン」ではないでしょうか?プログラミングだけじゃなくインフラでも何でも一緒だと思います。「XXということはやってはいけないよ。」という悪い事例をまず叩き込む。


かくあるべきみたいな話よりも、まずは反面教師の提示をする。反面教師を提示することで、本来プログラムを書くことで達成したいソフトウェア要件を、より高いレベルの解決法で実施する心構えを持たせる。ファウラー氏の言葉を借りれば、「技術的負債」にまず目を向けさせる。そうけしかけないと、技術力は決してあがらない。


実現したいことは1つだとしても、解決方法はピンキリなのがシステムというものです。なぜこの解決策ではマズいのかを考えさせるような研修カリキュラムにしないとなぁ。IβMも弊社の研修も。