元陸上競技選手の為末大さん。
男子400メートルハードルの日本記録保持者であり、スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダルを獲得された、トップアスリートです☆
茂木健一郎さんの脳のお話
に引き続き、為末大さんのスポーツについてのお話しを簡単にまとめてみました。
今回の会場には現役アスリートの学生やスポーツ愛好家。そして中高年のお客さん。
2つのタイプの対象者が混ざっている中でどのように話しを進められるのか、大変だろうなぁと思いました。
が、ご本人曰く
「私も落ち着きがない。」と。
落ち着きがない=切り替えが早い
2つの対象者に当てはまるように切り替え、切り替えで、結果2度美味しい内容に♪
最後は茂木さんとの対談もあり、3人の高校生アスリートが壇上に呼ばれ、質疑応答コーナーも。(茂木さんのナビゲートが最高に楽しく、会場も大いに盛り上がりました♪)
《アスリート向け》
☆根性のないトップアスリートもいる。なぜ続けられているのか?
今の繰り返し。
今日をがんばる。
この1週間がんばる!の積み重ね。
遠くの夢よりも目の前に集中することの積み重ねが継続に繋がり結果に繋がる。
☆自分を信じすぎない
こんな弱い自分でも続いている、くらいがいい。
諦める人は完璧主義、真面目な人に多い。(自信がなくなりやすい)
☆限界って?
思い込み
目の前で「無理だろう」と思われることが出来る人が現れたら、出来る人が増えていく。その為には環境は厳しい方が記録が伸びる。
☆コーチングで大切なことは?
相手がどんな体験をしてきたかを知らないと伝えられない。
選手を洞察する。
☆スランプって?
原因がない可能性が高い。
「雨が降ったね」ぐらいの特別なことではない。
ジタバタせずに、出来ることをコツコツ地道に行う期間。(ケガの期間も)
☆緊張するはなくなる?
緊張はなくならない。
よく見せようと思わない。
ゴールを意識しすぎない。
途中のことを考えて。(ハードルだと4台目を最高に超えていこう、みたいな感じで)
☆苦手な内容はどうしたらいい?
(例、トップスピードが続かない)
苦手があることで他の長所があることが多いので、むやみに克服しようとしない方がいい。
長所を磨くこと。
(苦手の克服で陸上だとタイムが落ちることがあるようです)
《一般の方向け》
☆姿勢の大切さ
(足を90度にし、そんきょの姿勢から頭が上から引っ張られるようにつま先立ちをし、ストンと落とす。)
☆運動することで大切なこと
大切なことは人と繋がりながらやること。
楽しいことが増えて継続にも繋がる。
運動というと病気にならない為、とか医者からの指示とか、カラダだけの為っぽいので、ココロとカラダを良い状態にしていくコンディショニングという考えが、アスリートだけではなくみなさんにもいいと思います。
コンディショ二ング!!
コンディショ二ングインストラクターとして活動している私にはウンウンウンウン!と激しく頷きの最後のお言葉でした。
元トップアスリートということで、ストイックさを持ち合わせた熱い方かな、と想像していましたが、力みのない柔軟で自然体。そんな印象を受けた為末大さん。
茂木さんに色々突っ込まれ、シドニーオリンピックの1カ月前に失恋した、などのオマケ話しも楽しかったです♪
楽笑体操(高齢者を対象としたコンディショ二ング教室)では、認知症予防に脳に刺激を与える内容をさらに工夫して取り入れていこうと思います。
私自身も苦手なことや新しいことにも脳が喜んでる!と思ってチャレンジです!!