~アルハンブラ宮殿~ <「アルハンブラ物語」アービィング著 を詠む> 彷徨い人 中島孝夫 | スペイン短歌紀行 鎌倉古道を歩く~短歌で綴る鎌倉の歴史と文化~ 日本短歌紀行 彷徨い人 中島孝夫

~アルハンブラ宮殿~ <「アルハンブラ物語」アービィング著 を詠む> 彷徨い人 中島孝夫

*モーロの王
   キリスト教徒に屈服し
     アルハンブラ背にネバダを越える

* モーロの王
     4万の兵を構内に
       駐屯させて力を誇示す

* アルハンブラ
     城塞内の一隅に
       優雅さ華麗さ静かに眠る

* アルハンブラ
     殺風景な石塊を
       積みし外観優雅さを欠く

* アルハンブラ
     外より見れば雑然と
       塔と胸壁連なるばかり

* 城塞の一角占めたる宮殿は
      グラナダの町を見守りている
    
* 城壁は
     ネバダの丘の周辺に
       うねうね伸びて宮殿守りぬ  
         
* 宮殿は
     キリスト教徒の進攻で
       モーロ最後の砦となりぬ

* モーロの王
     その御代誇り宮殿に
       贅の極みを重ねあげたり

* 鮮やかな華に包まれし宮殿は
   モーロ(回教徒)の王の楽園となりぬ

$「おもむくままに スペイン短歌紀行」 彷徨い人 中島孝夫

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