お久しぶりです…笑


ブログ書くのいつぶりだろうと思ったら前書いたの100万ドルの五稜星の感想で、1年ぶりでしたwww


連載頻度が少なくてコナンモチベが下がってしまっ…なんて関係ない話は置いといて、最速上映で観てきた劇場版名探偵コナン第28作目『隻眼の残像(フラッシュバック)』の感想を書いていきたいと思います。



ちなみに、普通に思ったこと感じたことをそのまま書きます。良かった点はもちろん、ビミョーだった点についてもしっかり書いていきますのでご了承ください。

また私は1回で理解するのがあまり得意じゃないため、トンチンカンなこと書いてるかもしれません。その場合は優しく訂正していただけるとありがたいです。



以下の4パートで書きました↓


1. 全体の感想

2. アクション要素に関して

3. ミステリー要素に関して

4. それ以外で気になったこと








1. 全体評価



端的に、「ちょいちょい気になる部分はあるが、総合的にめちゃめちゃ面白かった」ですね。私はわりと辛口評価するので、見終わって「めちゃめちゃおもしろい」という感想になることはほぼありません笑(コナン映画は基本的に全部面白いので、元々ハードル高いのです…)


参考程度に、ここ最近の映画の見終わった瞬間の感想(あくまで見終わった瞬間で現在の評価は変わってるものもある)は、




から紅→あんま面白くなかった
ゼロ→あんま面白くなかった
紺青→あんま面白くなかった
緋色→面白くなかった
ハロウィン→わりと面白かった

黒鉄→わりと面白かった

100万ドル→あんま面白くなかった

なので、ここ最近では一番高評価ですね。




ちなみに観終わって数時間経って少し客観視できるようになった今は、丁度黒鉄ぐらいの満足度に落ち着いてます笑




私は黒鉄が歴代コナン映画トップ5(瞳•ベイカー•水平線•11人目•黒鉄かなあ…)に入るぐらい好きですので、隻眼は少なくとも現段階でかなり高評価なのが分かっていただけるかと思います笑

ハロウィンは今はそんな上位に上がって来ない…




高評価の理由を簡潔に言うと、かなりしっかり謎解きをしている上で常に緊迫感がありドキドキできたからです。



コナンの映画をどういう観点で評価するかは人によってかなり違ってくると思いますが、私が劇場版名探偵コナンに求めているのは、「"ミステリー作品"であるコナンらしい謎解き」と「劇場版ならではのドキドキ•緊迫感」です。この2要素で95%、残り5%はキャラ描写で決まります。


というわけで、まずアクション要素に関して書いていきます。





2. アクション要素に関して


私がコナン映画のアクション要素で最も重要だと感じているのは、地に足ついたアクションです。

具体的には、


•犯人は何をしようとしているのか
•犯人の目論見が成功したらどのようにマズイのか

•コナンはそれを防ぐために、何をしようとしているの(目的とその目的に至った理由)

•今現在何がどうなってるのか(どの建物がどうなってるなど)


これらを視聴者側が理解してついていけないと映画の中に入り込めなくて冷めてしまうんですよね。言い換えればコナン映画のアクションシーンに大事なのは"絵の派手さ"ではなく、"理由付け"や"わかりやすさ"だということです。




その点今作はアクションの全体像を理解しやすかったんですよね。例えば、

①ワニを撃った犯人のバイクを追う
②敢助と由衣を守るために蘭(+元太光彦)と犯人が闘う
③雪崩を止めるために酸素ボンベ?を蹴る
④氷の下にいった高明を助けるために花火ボールで氷を割る

⑤犯人の逃走を防ぐためにパラボラアンテナカー(なんていうんだあれ笑)を止める


などなど。



ただそれぞれのアクションシーンについて思い返すと「ん?どうなった?」って部分は結構ある印象でした。

例えば、①でいうと「犯人のバイクをコナンが追ってたのになんで犯人とコナンが正面からぶつかったの?コナンが吹っ飛んでるけど何に吹っ飛ばされたの?」とか…





⑤のクライマックスは特にわかりにくいかったですね…まず灰原が何しようとしてるのかがわからない。たぶんコナンは灰原の光を反射させて犯人に当てて眩しくして止めようとしてるぽいんだけど…気象と地形って何のこっちゃ?


そもそも最後のクライマックスはキャラが多すぎてまとまりきってない感じでしたね。コナン、灰原、敢助、高明、上原、小五郎、風見がそれぞれ何しようとしてるのかがわからなかった…


やっぱり私が何回も言ってることなんですけど、「(〜を止めるためには◯◯するっきゃねえ!)」みたいな目的説明のためのキャラの心内セリフをしっかり入れてアクション描いて欲しいです…


(異次元が分かりやすい例で、「あの暗視スコープは旧型、だとしたらあとはオレが光を灯すだけ!」ってセリフがあることで、花火ボールを蹴らないといけない理由が視聴者に提示されている。このセリフがなかったら「なんで花火ボールを蹴る必要あるんだ??」ってなってついていけない。)




最終的に敢助は上原を助けるために車で近づいたので、「コナンは犯人の逃走を止める」「敢助は上原を助ける」みたいな役割分けを明確にして描けばもっと分かりやすかったのかなって思います。


またクライマックスは、犯人側が何しようとしてるのかも分かりづらかったですね。


犯人は「これでまだ日本政府を脅せる!」といって逃亡してたので、"犯人の逃亡を許したら日本の危機"みたいな大規模なものを想定したんですが、結局ただ逃亡を止めてるだけっぽくて…犯人は日本政府を脅したいのか逃亡したいのかあまり理解できなかった。


個人的に、衛星受信?して得た情報で日本政府脅すよりも、得た情報を全世界に発信して日本を危機に陥れようとする展開の方がピンチ感出たんじゃないかなあ…

……とまあちょっとマイナス部分の話が長くなってしまいましたが、細かい部分がわからなくても、全体で何やってるかは分かりやすかった。そのため映画全体としては迷子になりづらかったのでしょう。








3. ミステリー部分



まずしっかり「犯人誰でしょう?」が軸にミステリーが展開されている点が素晴らしかったです。私としてはここ最近ずっと「シンプルに殺人事件の謎解きが見たいんだよな…」という消化不良感が続いてたので…

近年のコナン映画はそもそも"殺人事件の"謎解きが描かれないことや、描かれても「犯人が誰か」を軸にすることが少なかったんですよね。そもそも犯人の可能性ある人物の数が少なすぎるというか…あまりに意外性がなさすぎるというか……

今回は過去作の批評をするブログではないので、ここら辺でやめときます



その点今作は、犯人の可能性がある人物が一定数いて、全員怪しい部分がありましたからね。


林に関してはワニの聞き返しがなかったことに違和感はあったのでわりと序盤から怪しさありでしたね。ただ聞き返さないのはただ興味ないだけかもしれないですし、あくまで状況証拠だと思います。


また、盗聴器に関してコナンが林に言った時、林は「あの子何者なんだ?」的なことを呟いてましたが、もし犯人だったらワニを撃った時にコナンに追われてる記憶あるからコナンを既に警戒してるはずじゃないか?とか自分は考えちゃった…


ただ、バイアスロン選手だった女の子に恋人がいたことが明かされた瞬間に「これ恋人が犯人のパターンだな」とは思ったので、年齢に合うキャラの林が犯人かなと思いました。


(ちなみに座禅草供えてるのは犯人で、早めに供えているのは女の子が殺された日は自殺した日ではなく強盗によってケガを負った日だと犯人が捉えているからじゃないか?と推理してた→全然ちゃうかった笑)




犯人の動機に関してもなかなか面白い角度でした。普通、恋人を殺した(正確には自殺するきっかけを作った)犯人に対して恨みの矛先が行くところですが、共犯者の情報を喋れば罰が軽くなる法律になってる国に恨みの矛先が行くというのが面白い。

特に、バイアスロン選手だった女の子の父親が語っていた内容(ふざけた判決が自殺の引き金になったこと、恋人がいたことなど)が最後の動機などにそのまま繋がっていたため、よく練られた素晴らしい脚本だと感じました。


しかも国会の法改正が行われようとしている、という設定を入れることによって、犯人がなぜ今犯行を行っているのかという動機付けになるとともに、公安警察が絡んでくる理由付けにもなっている…実に巧い!!



(法改正と犯人の動機が正直イマイチ結びついてない感じなので2回目観て整理したいですね。あと、ワニ殺しの犯人がバイアスロンの女の子をケガさせた2人組強盗に対して恨んでる描写ってありましたっけ?)



ワニの生前の行動を追うみたいな感じでストーリーが展開されていくのも面白かったし、とにかく脚本がとてもとても良かったおかげでこの満足度になったのだと思います。

ただ1点不満なのが「国が何者かに脅されてること」を映画の最初に呈示した上で話を進めて欲しかったです。コナンは知らなくてもいいけど、視聴者には教えておいて欲しかった。最後推理シーンになっていきなり長谷部が「情報を仕入れて国を脅してるのは君だったんだね」って言い出したのは正直描き方下手くそだなって思いました。

恐らく長谷部の正体を推理パートで明かすために最後に持ってきたんでしょうけど、国が何者かによって情報で脅されてることを視聴者に予め提示しておけば、それが長谷部の正体を推理(予想)するための推理材料として機能させられたわけです。

例えば、
視聴者「いきなり長野に行くとか言い出して怪しいな。長谷部が犯人か?逆にもし仮に長谷部が犯人じゃないとしたら、なんでいきなり長野に行くと言い出したんだろう?待てよ、そういえば国が犯人に脅されてるってあったな…ってことは、そういう情報保全官的な立ち位置の人物かもせんな…」
みたいに論理的に推理できる。

映画観ながらここまで考えるのは無理かもしれないけど、長谷部に関しては国が脅されてる情報が与えられてないと推理のしようがありませんからね…「こんな怪しく描かれてるなんて絶対ミスリードだろ」みたいなメタ的な予想しか立てれない。


推理材料を点だとしたら最後の謎解きはその点を線で結ぶこと。推理モノではこの"点"を視聴者に予め提示することが何よりも重要。点を隠したまま推理パートになっていきなり線で結ばれても、「いやそもそも、その点を知らんねん」となるわけで…




ちなみに、「国が何者かに脅されてること」を映画の最初に呈示する利点はこれ以外にも大きく2つあると考えます。


1点目が映画のスケールのデカさを最初に視聴者に分からせることができる点。国が脅されてると分かれば、国の危機になるぐらい大変な事件なんだと分かった上で映画を観ることができるため、より映画がスリリングに感じられると思います。



2点目が犯人が大和に見られたくなかった行為とは一体何なのか?を推理するための材料になることです。今作は


「バイアスロン選手だった女の子の復讐(?)→犯人に対しておかしな判決をした国に対する恨み」


って推理に持ってくるのがまず難しいし、そこまで推理した上でさらに


「犯人に対しておかしな判決をした国に対する恨み→国を脅すための情報をパラボラアンテナカーで集めていた」


って推理になるので2段階壁があるんですよね。

そこで視聴者に「国が何者かによって脅されてる」ことを提示すれば、国を脅すための情報をパラボラアンテナカーで集めてたのでは?という推理ができるようになり、かなり推理しやすく分かりやすくなったと思います。







4. それ以外で気になったこと


最後に上で書ききれなかったことを箇条書きで書いていきます。


◯ずっとシリアスな感じも含めて、かなり相棒チックな印象。相棒好きなので自分にはぶっ刺さります笑

◯野辺山というこれまでの劇場版と比べると比較的規模の小さい場所が舞台になってる中で、ここまでアクションしっかり描けるんだ…と感動。

◯しっかり強い犯人で、悪に振り切ってるのが良い。(元々マトモだったのに、何かをきっかけに頭のネジがぶっ飛ぶパターンが一番好き。2,4,5,9?,12,16,18?作目あたりサイコー!)

◯「銃の形状云々は不明」的なセリフの意図がよくわかんなかった。大友が持ってた雪崩発生させるやつ凶器としてミスリードさせようとしてたんだと思うけど、本当の意味は何だったんだろ。

◯全体的にシーン切り替わりのメリハリがはっきりしない感じ。敢助と由衣が襲われたとこのアクションシーンが終わったのかまだ続いてるのか分からなくてモヤモヤしてた(ブッパについたあとも襲われるのかと思った)。最後の推理パートもいきなり入りすぎ…特に今作眠りの小五郎がないから、推理パート突入が尚更わかりにくい。

◯不自然さ(急転直下すぎる展開)があまりなかったのが良かった。このシーン描きたいからこういう展開にしたんでしょ?って思えてしまうのがすごく嫌いなので。でも唯一、敢助&由衣&高明vs犯人のシーンの後の雪崩発生が急転直下すぎた。敢助を死んだことにしないといけないからそのための展開なんだろうけど、不自然に感じたな…

(高明が助かって一回落ち着いたと思ったらいきなり雪崩発生したから変だったのかな…犯人が高明が引き上げられるまで待機してるみたいですごく奇妙だった?)


◯小五郎がかっこいいんだけど、無理にかっこよくしようとしてないのが良かった。水平線とは違うかっこよさだった。

◯主題歌は、雰囲気は合ってると思ったが曲自体良いとは思わなかった。

◯来年は千速。ただただ絵の派手さだけを狙った人間離れしたアクションやる映画になってしまうんじゃないかと不安が大きいというのが正直な思い…




最後に、今作はかなりコアなファンの声を映画に反映させてくれてるのを強く感じました。


『ハロウィンの花嫁』あたりからコアなファンの思いがしっかり制作陣に届いてて、それを意識して制作されているのかなという印象がありますね。


毎年毎年こんな面白い映画制作してくださってホントに感謝の気持ちでいっぱいです。








たぶんまだまだ書き漏らしていることあるんですが、また思い付いたらツイートするなり書き足すなりしようかと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました〜