2019年6月

ネットで探したクリニックに
検査の予約を入れ、
指定された日時にクリニックに向かう。

乳腺外来のほか、内科も併設しているので
まあまあ混んでいる。

名前を呼ばれ、最初にマンモグラフィー
その後超音波検査(だったような…)
一旦、待合室に戻りしばらく待つ。
それほど待たずに診察室に呼ばれて
結果を聞くが、もちろんこの時点では
悪性とはわからない。
(が、何となくガンだよなぁって思ったよ)
そして、いきなりの組織採取!!
細い針刺してやるやつかと思いきや、
局所麻酔して、まあまあぶっとい針ですやんアセアセ
そしてピストルみたいなのでバンッ!!
ニブイ痛みがズーーンって
1回で終わるのかと安心してたら、
「あと2回刺しますねー」と先生。
思わず「エーーっ!あと2回もーー??」
先に3回刺すって言え!
と心の中で毒づきました。
結果は10日前後に出るので、
検査結果でたらご連絡しますとのこと。

結果出るまで悶々としてたのかどうか、
思い出せないけど、
連絡をもらったのが6月下旬。

結果はやはり悪性だった。
この時点で、HER2+3の陽性、ホルモンも陽性
と説明されたけど、何のことやらさっぱり。
とにかく乳がんなんだ!ってことで頭いっぱいだったと思う。

ここのクリニックは検査だけなので、
手術や治療は他の病院を紹介してくれる。
病院はどこか希望はありますか?
と聞かれたけど、がん=がんセンターとしか
考えが浮かばなかったので、それを伝えると
「そうですね、それが良いと思いますよ。
すぐに予約を入れましょう」
と、その場で電話をして予約を取ってくれた。

帰りのバスの中でなんだか泣けてきて、
涙が止まらなかった。
多分乳がんなんだろうなとは思っていたけど、
改めて悪性と告げられ、死ぬわけではないけど
まさか自分ががんになるなんてどうゆうこと?
得体の知れない不安感がぶぁーーって
広がって、怖くてどうしていいか分からなかった

そのまま実家に行って、
両親と妹に「乳がんだったよ」って
報告した時に、母が涙するのを見て
また涙が出てきた。それを見て妹も泣く。

両親の世代だとがん=死のイメージが強いのかもしれない。
この時は、私も再発のリスクとかは全くわかっていなかったので
「まだ初期の段階だから、手術してきちんと治療を受ければ問題ないよ」と説明する。
(今思うと自分にも言い聞かせてたのかも)

家に帰って子供達にも結果を伝えると、
「えっ??マジで?死なないよね?」
って言ったあと神妙な顔をしてた。。
娘はこっそり泣いてたみたい
息子は「出来ることがあれば何でも言って!」と
ちょっと涙目で言ってくれた。
この日私はずーっと泣いてたような気がする。
でも、泣くだけ泣いたらスッキリしちゃって、
言い方はおかしいけど、何だかワクワクするような気分になったのを覚えてます。
自分なんなん??