ソチ・オリンピック。
ニッポンのメダル数は現在3個。
銀2、銅1。
期待された選手がメダルに手が届かなかったこともあって、いまいち盛り上がりに欠けている気がしないでもない。

だが、オリンピックの前になると、メダルの獲得目標や、誰それがもっともメダルに近いとか、最後の大会に賭ける思いとか、選手たちよりも周りの騒ぎすぎが目につく。
もっと、おおらかになれないものか。

トリノ大会では、最後の最後に荒川静香選手が女子フィギュアで金メダルを取ったが、その大会はそれ1個だけだった。
その時も、周囲が期待しすぎて逆に選手へのプレッシャーとなってしまったことがあったではないか。

オリンピックのメダルにかける思いは日本人だけが持っているのではなく、世界のどの選手でも持っているだろうし、様々な要素が働いて、下馬評通りに決まらない競技や試合だってたくさんある。
日本人は勝てるぞ、と思っていても世界はそれを軽々と許してはくれない、ということをわきまえておかないとね。

もちろん、勝ってくれるのはうれしいし、たとえ金でなく銅であってもメダリストの誕生は喜ばしいものだが、期待されながらあと一歩のところで手が届かなかった選手たちは少なからずいる。
しかし、それに失望するのではなく、彼彼女たちの戦いに敬意を払うことは忘れてはいけないことだと思う。

そして、これから試合に臨む選手たちには、おおらかな心で戦ってほしいと思う。
メダルの目標とか、日本のお家芸だからとかというような、無責任な声はかたわらに置いといて、自分の持てる力を最大限発揮できるよう、肩に力を入れすぎないでほしいものだ。

おおらかに戦ってほしい。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
価値ある4位入賞。
「私のオリンピックメダルへの5回の挑戦は。
7、6、5、4、4位。でした。
結局メダルは最後まで取れなかったけれど、5大会連続で、後退する事無く進んだこの成績を私は誇らしく感じています。」(上村愛子選手)
「これからがスタートだよ。」(高梨沙羅選手のコート、山田いずみさん)