先日飲んだ、ヴォギュエのシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ1996。
ウィノローグ winologue

エッジはオレンジがかっているものの、健全で若々しいガーネット。
グラスから妖艶なまでに立ち上る香り。
17年経っているが、まだまだ熟成途中という感じだった。

舌にころがすとなめらかな丸い液体が踊り、やわらかに喉を伝って落ちてゆく。
これは実に上品な赤。
シルキーという言葉がドンピシャであてはまる。
酸はまろやかで、タンニンは控えめ。
すごく上等の赤葡萄酒をいただいた気分だ。

いやあ、17年前のブルで、さほど良作年でもなかった96年だったけど、実にうれしい時間をもたらしてくれた。
なにひとつ、不満がなかった。
こんなワインにまためぐりあいたいものである。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
10月の4日目の休肝日。
おそろしくペースが遅い。