いやあ、暑いなぁ。
こんなに暑いと、きっとどこかで自分を見失ってしまうんじゃないかと不安になる。

ボーッとしていて、曜日を忘れる。
ボーッとしていて、約束を忘れる。
ボーッとしていて、節度を忘れる。
なんてことが起こらないともかぎらない。

しかし、テレビのニュースは連日の猛暑のことばかりクローズアップされる。
国会も閉会中なんだからしかたがないのかもしれないが、「猛暑」・「熱中症」・「搬送」・「不安定」・「経験したことのないような大雨」などという言葉を繰り返し繰り返し聞かされると、自分ではそうでもないのに「熱中症」にかかるんじゃないかとか思ったりするのだ。

そう、テレビから呪文のように流される言葉には、人の思考力を奪う麻酔みたいな効果がある。
「自民、圧倒的優勢」と言われれば、「どうせなら、勝つ政党に入れておこうか」という気持ちになったり、
「改憲、改憲」と叫ばれると、なんだか現行憲法をいつの間にか欠陥品みたいに思ったりしている自分がいたりする。
「アベノミクス」なんて、実体はどこにあるのやら。

こういうまやかしというか、幻術というか、そんなものに負けない強い精神力を持っていなくては。

それにしても、言葉を垂れ流すだけで、ジャーナリストとしてなんら意見を述べないテレビって、いったいなんなんだろう?

今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
ほんま、暑うてかなわんわ。
家でじっとしているだけや。