先日の土曜日、地元宮崎のフリーのDJことポッキーさんの講演会があった。
ことばが人間関係をよくする、というお話だったのだが、その話の詳しいことはまたいつか報告するとして、講演の途中で宮崎弁のおかしさについて話されたので、その一部を紹介。


①ある宮崎人が東京のパン屋に行った時の話。

宮崎人:(三つのパンを指さしながら)あんパンとあんパンとあんパンをください。
東京人:はい、わかりました。――はい、どうぞ。(袋の中には餡パンが三個入っていた)
宮崎人:んにゃ、餡パンじゃないと、あんパンとあんパンとあんパンよ。(と、さっきの三つのパンを指さして言うのだが)
東京人:だから、餡パン三つですよね。
宮崎人:おれが言っちょっとはこれじゃなくて、あれよ!
東京人:ああ、わかりました。あの三つですね。お客様、東京では「あのパンとあのパン」というんですよ。「あんパン」とおっしゃったから、餡パンかと思いました。



②せっかちな延岡人が東京に飛行機で羽田に行った時の話。

(せっかちな延岡人太郎君は羽田に飛行機が着くなり、みなのことはおかまいなく、さっささっさと歩いて行く。それをみかねて、別の延岡人が言った言葉)

延岡人:おーい、太郎君、そんげ急がんと。待たんけ、待たんけ!
(そうしたら、太郎君の他に前を歩いていた人が一斉に自分の股間に目をやった。毛が出てないかと心配になって・・・)
*「待たんけ」は延岡弁で「待ちなさい」の意味。



まあ、こんな面白い話を織り交ぜながらの講演会。
すんなりと頭に入る、肩の凝らない講演会だった。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
他にも面白い話はありましたが割愛。