県立高校の入試の合格発表が明日あります。

発表前の今日は日曜日ですが、落ち着かない気持ちで過ごしている中学生も多いことでしょう。

人生初めての入試という生徒もたくさんいるはず。

どんなに倍率が低くても、自分の受験番号を確かめる時の緊張感。

掲示板を確認した時の高揚感と絶望感。

15の春は心がいたむ。


で、掲示板に番号がなかったら第二希望の私立に回らざるをえません。

その気持ち、想像するだけでかなり辛いですね。

なぜという思いとあきらめとくやしさと後悔と、いろんな思いが大きな固まりとなって涙が頬をつたう。

どんな慰めも、その時には無力です。


いろんな言葉が心をよぎりながらも、この現実をじっと我慢して受け入れざるをえないと納得できるまでは時間がかかります。

そしてこの「時間」は耐えるしかない。

耐えることで心に分厚い壁が築かれていく。

その壁は「挫折」という言葉で出来上がっているけれど、その壁はけっして負の遺産ではなく、これからを生きる強い味方になってくれることを信じてほしいですね。


大学入試も同じであります。



さて、先日飲んだワイン。

ノストラーダ・グラン・レゼルバ 1992。
ウィノローグ winologue

グルナッシュ60%、カベルネ40%のブレンド。

熟成20年を経た、枯れた味わいのワインになっています。

「きれいな熟成をみせるゆったりとした果実味、あふれる豊潤な酸と、キメ細やかなビロードのようなタンニン」とお店のキャッチにはあるけれど、どうだろう?

果実よりも熟成からくる奈良漬みたいなヒネ香、おだやかな酸とタンニン。

もちっと果実が残っていると私好みなんですが。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

明日からは一般入試組がうちの入学手続きに来ます。

3年後にリベンジさせる。

そう思って4月からスタートです。