昨日のワイン会の続き。


都農ワイン、キャンベル・アーリー・プライベート・リザーブ 2006。

がつんと樽香が最初に強烈なアタックを見舞ってくれます。

色はきれいで明るいルビー。

いちご、フランボワーズ、蜜、赤い花などの折り重なった香りが立ち、やさしく素直な味わい。

タンニンはやわらかく、素で飲むならこれはいいワイン。

正直、綾ワインのキャンベル・アーリーなどをイメージしていたので、こちらの都農の出来には感動しました。
ウィノローグ winologue

さて、いっしょにプライベート・リザーブのシラー 2008も開けてみました。

今回が初めてのリリースされたシラーです。

キャンベル・アーリーの立ち上がりの軽い足取りからすると、これは最初に大根のへたれたような匂いがやってきて、味はキャンベルよりもタンニンも強く、赤ワインらしいのですが、香りと味わいのバランスが取れてなかった。

スペアリブのソースにもキャンベルの方が最初はうまくマッチしていました。
ウィノローグ winologue


しかし、20分も経つとこのシラーが激変。

大根臭が消えて、じっくり煮詰めた黒砂糖、キャラメル、樽、カシスなどの分厚い香りを放つ。

色はキャンベルとさほど変わらない、シラーらしからぬ明るいルビー色なれど、この香りはすごい。

シラー独特のスパイシーさには欠けるけど、これなら万人受けするのではなかろうか。

すばらしいワインです。

これは探してでも買ってみるべきですね。


いやあ、都農ワイン。

すごくよくなっている。

見直しました。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

明日はシェーファーのレポートです。