昨夜は息子の初商談に祝杯をあげました。

週末ではなかったので、泡は用意しませんでした。

その代わり、久しぶりにピノノワールを飲みました。


ピノノワールのワインはこれ。
ウィノローグ winologue

ドメーヌ・スーリエのピノ・ノワール2008

例によって、カーブ・ド・リラックスさんのワインで、1480円也。


先日、とあることから同僚の先生からSpigelauのブルゴーニュグラスCREMONAを4脚いただいていたので、せっくだからと、普段使いのワイングラス2個とCREMONAの3脚用意して、このスーリエを注いで比較してみることにしました。


ウィノローグ winologue
左がいわゆるティスティンググラス、中がよく使うワイングラス、右がCREMONAです。

さて、比較してみると・・・

左から右に行くにしたがって、ワインの香りが複雑になります。

ティスティンググラスにまず口をつけたところ、手頃な価格なわりにはピノ・ノワールの個性が豊かに感じられ、うん、このワインは美味しいと思ったのでした。

中のワイングラスで味わうと、赤いベリーやイチゴの果実香に加えて、ピノの特性ともいうべきやや埃っぽくミネラリーな香りも立って来ます。

そしてCREMONAで飲むと、それらが圧倒的存在感でワーッと迫ってくるではありませんか!


「ギャッ!なんなんだ、これは!」という驚きとともに、やはりピノはピノ用のグラスで味わうべきだ!とつくづく思ったのでした。

今までは自宅では主として中のワイングラスでワインを飲んできたのですが、「こりゃあ、安いワインでもグラスを選んで飲むべきだった!」と認識を新たにした次第。


味わいも、CREMONAのボールが広い分、ワインの温度もすぐに室温近くに上がって、甘みがプワッと広がってきます。

酸もまろやかになります。

ついつい、CREMONAでワインが進んで、気がついたらボトルの3/4を飲み干してました。

で、轟沈。


改めて、ワインはそれに合ったグラスで飲むに限る、と再認識しました。

ティスティンググラスでは十分に味わえないワインの姿があるんだなぁ、と素人の私は素直に認めざるをえませんでした。

エコセール認定のスーリエにも感動したけど、それ以上にCREMONAがいとおしく見えたのでした。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

ご覧のCREMONA。

飲むときはいいけど、飲んだ後が・・・苦労しそうでしょう。

このグラス、洗うのも拭くのもしまうのもとっても手間がかかるんですよ~。