午前中学校に行き、三者面談2回。
午後三者面談1回。
引き続きテスト問題作成。
気づいたら夕方4時。
そこで、ハッと記憶が戻った!
「そうだ、今日はコンサートだったんだ!」
宮崎国際音楽祭の演奏会2。
東日本大震災チャリティーコンサート。
大好きな諏訪内晶子さんが登場されるコンサートではないか!
のこのことテストなど作ってはおれません。
仕事は明日に回して、急いで帰宅。
10分ほど仮眠して体調を整え、いざ出発!
今日のプログラムは、もともとは7日に「若き巨匠 ラクリンの芸術」と銘打って、ジュリアン・ラクリン氏がモーツァルトの交響曲29番などを演奏する予定だったけど、例の福島原発事故のために来日がキャンセルになった。
そのため、急遽、この音楽祭にもゆかりがあるピンカス・ズーカーマン氏や諏訪内晶子さんなどが代わりに出演してくれることになったもの。
日程も、コンサートのタイトルも変わったのだけれど、私にとっては諏訪内さんが聞けるのであれば、こちらの方がどれだけいいかわかりません。
忙しい日程を縫って宮崎まで来てくださることに感謝します。
さて、演奏される曲目。
①J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト短調(チェロ/ボリス・アンドリアノフ)
②ラフマニノフ:ヴォカリーズ(チェロ/ボリス・アンドリアノフ ピアノ/梅村裕子)
③ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調(ヴァイロリン/諏訪内晶子 指揮/徳永二男)
④コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(ヴァイオリン/ピンカス・ズーカーマン チェロ/アマンダ・フォーサイス)
⑤ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調(ヴァイオリン/三浦文彰、漆原啓子、諏訪内晶子、徳永二男)
⑥バートーヴェン:歌劇「エグモント」序曲(指揮/ピンカス・ズーカーマン)
やはり、圧巻は③だった。
最初のヴァイオリンの音を聞いただけで、その音色の虜となりました。
輝きとふくよかさとに満ち、一つ一つの音がきらめきながら耳に飛び込んでくる。
それでいて、しっかりとした技術に支えらていて、まったく見事な演奏でした。
まぁ、ワインにたとえれば、コート・ド・ニュイの赤のグラン・クリュ。
もっといえば、ヴォーヌ・ロマネのリシュブールのよう。
ルロワの。
きちんとした演奏の中に、あふれんばかりに芳醇な音の果実が香る。
芯が強いのにやわらかで、ガラスのように鋭いのにまろやかで、繊細で、それでいて艶やかな香りがいつまでも続くような・・・
そんな夢見心地にさせるような演奏でした。
今日の演奏の中で一番拍手が多かった!
また、私の好きな曲が⑤のヴィヴァルディ。
4つのヴァイオリンがそれぞれの音色を競うさまが聞いていて面白い。
1番の三浦さんはまだ音がほそいけど、技術はたしか。
2番の漆原さんの音も優美。
3番の諏訪内さんはさすがに存在感がある。
4番の徳永さんはいぶし銀。
う~ん、堪能させてもらいました。
会場に飾ってあった練習風景の写真を撮りました。
天井の蛍光灯が白い帯となってどうしても映りこみます。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
明日もまたテスト作り。がんばるしかないですね。