今日は母の命日。

誤嚥による肺炎で亡くなって2年。

もし生きていたら、今回の震災をどう思っただろうか。

いろいろと心配することが習い性の母だったから、連日テレビで流される被災地の町の様子を見て、きっと不安に悩まされたのではないだろうか。


命日だからといって今日は派手なことはせず、お膳を用意して母の好きだったひじきやつわぶきや豆やらをお供えする。

母の思い出を少し語りあってしのぶ。

つましい命日の夕餉だった。


ま、酒も飲むわけで。

ワインは、ペログビ葡萄品種いろいろセット  の中の、ル・シャ・ヴィオニエ を飲む。

グラスいっぱいに広がる桃、白い花、花の蜜などの甘くすずやかな香り。

鼻にスコーンと抜けるシャルドネ風のミネラル。

まろやかで攻撃的なところのまったくない酸。

なかなかいいワインです。


明日は入学式。

早目に寝ることにしましょう。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

亡くなった人の魂はどこにあるのでしょうか。

そもそも魂とは存在するのでしょうか。

魂とは、今生きて考えているこの瞬間に自分の身の中にあるのでしょうか。