今夜は7時から延々4時間。

「沈まぬ太陽」を見ました。


あまりに分かりやすく善と悪に色分けされた人間ドラマでしたが、渡辺謙、三浦友和、松雪泰子などが存在感が出ていてよかった。

あの日航の御巣鷹山墜落事故をモデルにして作られた作品であることはご存知のとおり。

原作の連載時も、また映画制作時も日本航空から抗議がありました。

たしかに、遺族感情を考えると当然のことかもしれません。


しかし、御巣鷹山のドキュメンタリーではなく、事故をひとつの契機として会社の腐敗体質を暴いていくという展開は、見ていて十分訴えかけてくるものがあったと思います。

日本航空は今たいへんな時期にあります。

政治家と腐敗した役員たちが今の状況を招いたという問題提起であろうと思いました。


さて、この映画をワインをちびりちびり飲みながら見ていました。


●ルロワのACブルゴーニュ2007
ウィノローグ winologue

うう~ん、なんといいましょうか、ビオっぽいキャラいっぱいの赤でございます。

あのキャンディ臭が最初にやってきます。

果実の新鮮な甘みとやさしいタンニン。

さらさらと喉を流れていく軽快さ。

やはり、ルロワはうまい!

久しぶりにいいワインを飲みました。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

「沈まぬ太陽」の原作を読んでみたいと思います。