指揮者の佐渡裕さんが、突然の来校。

某放送局の番組収録。

昼過ぎに連絡が入り、それからてんやわんやで準備して、4時には収録開始。


音楽科の教室で講話。

合唱部の演奏鑑賞。

そして最後に吹奏楽部を30分にわたって情熱指導。

2時間弱の収録でしたが、圧倒的な存在感を残して風のごとくに去っていかれました。


某落語家とゲストが日本全国をぶらりと行き当たりばったりで訪問する番組です。

こう言えばわかる人はもうわかるでしょう。

本当に行き当たりばったりの番組らしく、佐渡さんが本校に見えることになったのも、宮崎港での収録中に本校に縁のある、とある方が佐渡さんに話しかけて本校を紹介された結果、急遽見えることになったらしいです。

そして吹奏楽部を指導されるなんてことになろうとは、うちの学校の誰もが今朝まで思ってもみなかったことでした。


吹奏楽部が今度の音楽科定期演奏会で取り上げるのが、バーンスタインの『キャンディード』。

バーンスタインの弟子である佐渡さんが見えてそれをトレーニングされるなんていうのも、恐ろしい偶然でした。

最初にまず練習どおり演奏させて吹奏楽部の「実力がわかった」とおっしゃる。

それから小節ごとに、あるいはパートごとに指導。

指導を受けると生徒たちの楽器の鳴り方がすぐにパッと変わります。

さすがです。すごいです。

最後に曲を通して演奏して終了。

「すばらしかった」というお褒めの言葉を残されて、本当に風のごとくにサッと去っていかれました。

飛行機の時間が迫っていたんですね。


たった2時間でしたが、私も収録につきあいました。

遠くからではありましたがその姿を拝見し、生徒に語りかけられる言葉を耳にしていると、超一流といわれる音楽家の存在感がひしひしと伝わってきました。

小さな指揮棒にまつわる小さな話も心に残りました。

うちの学校の空気がふるえた2時間でした。


合唱部生徒にピアノを弾きながら語りかけられる佐渡裕さん
ウィノローグ winologue


多分ひと月以内にオンエアされると思います。

その時、どういうシーンが出てくるかわかりませんが、ぜひご覧ください。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

あの番組、宮崎ロケはもう3回目ぐらいじゃなかったでしょうか。

あっ、それと、早慶戦の優勝決定戦は明日でした。

NHKでオンエアされるみたいですね。