急に秋めいたものだから、泡が少し重く感じられるようになってしまいました。
最近頼んだ泡6本セットのうち、これまでに2本を飲みました。
これが2本ともハズレでございました。
最初の1本は、『ダンテ・ロビノ・ノヴェセント・エクストラ・ブリュット』なる長い名前のアルゼンチン・スパークリング。
まず、泡がすぐ消える。
グラスに注いで5分もしないうちに泡がほとんど立たなくなります。
困ったものです。
酸はよく言えばまろやか、悪く言えばぼけている。
香りは洋梨、カリンなどの柑橘系中心。
泡ではなく単なる白ワインと思えば、まあ悪くはないかな。
しかし、泡はやはり泡だってこそですから。
お次は『ポール・シャンブラン・ブリュット・ブラン・ド・ブラン』なるワイン。
雑誌ワイン王国でほめられたワインらしいが、ほんまかいな。
泡は最初のワインよりは長生きだが、いかんせん、味わいがうすい。
よく言えば軽い。
「熟成感、クリーミーな泡、バランスの良さ」などとかの雑誌では絶賛らしいが、それほどではない。
あまり信用しない方がいいかも。
この2つの泡は、いずれもシャルマ方式といってタンク内で発酵させるもの。
一つ一つの瓶の中で発酵させるのではないから、泡立ちが粗いものになるのはしかたがない。
まあ多くを期待したらいけないということです。
このところお気に入りのヴァルディヴィエソやアルテ・ラティーノなどは瓶内二次発酵で醸されているのでやはり泡がきめこまかいのです。
泡を求めるときは、「瓶内二次発酵」かどうかを確かめた方がいいでしょう。
「瓶内二次発酵」がキーワードですね。
シャルマ方式のいいスパークリングに出会ったら、またレポートします。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
しかし、中国のあの態度はなんとかならないもんでしょうか。
まったく「おとなの国」らしくなく。。。。