今日は私の誕生日。

ということで、シャンパン開けました。

ジャクソン・キュベ・733。

写真ではわかりにくいのですが、ラベルの「JACQUESSON」の「SSON」の下あたりにフランス皇帝ナポレオンの肖像が描かれています。
ウィノローグ winologue


「創業者のアドルフ・ジャクソンは、ノポレオン1世の寵愛を得て、レジオン・ドヌール勲章を受けた。ナポレオンを象徴するわしの彫像が裏の畑に立ち、ラベルには紋章を配している。」(山本昭彦『死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン』より)

「74%の自社畑率、樽発酵・熟成、有機的な栽培、極少量のドサージュ……。高品質のシャンパン造りの王道を行く」(同書)とも言われるシャンパンです。

で、これが際立って個性的な味わいでした。


泡立ちは細かく、やや黄色味の強い液体。

香りはまず、ミネラルも強いけど、プラム系の香りが強烈に迫ります。

バターや焼いたパン、ハチミツなどの印象はほとんどありません。

味わいは、酸が強烈にアタックしてきて、次にスカーッと苦味が口を覆います。

そして飲み干した後にじんわりと甘みがやってきます。

この苦味が非常に個性的に感じられました。

酸っぱいシャンパンならたくさん味わってきたけど、苦味が広がるシャンパンは初めて。

強烈な印象ですね。

おかげでカツオのタタキのカルパッチョのニンニクの苦味にうまく合ってくれました。


このプラムと苦味は最後まで変わらず、こんなシャンパンの作り方もあるのだと認識しました。

苦味ばしったいい男。。。。。

そんな男の渋さに、とっくに年齢は追いついていいはずなんですがね。

これがまた。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

また新しいシャンパンが飲みたくなりました。

スパークリングと違う面白さが、やはりシャンパンにはありますね。