今日、東国原知事がとどまることを知らない今回の口蹄疫の感染を受け、県内に非常事態宣言を出しました。
発生区域内の住民に外出を控えることや、イベントや集会などの当面の延期、公共の場所での消毒の協力などです。
非常事態宣言といっても法的に強制力のあるものではないようですが、やはりここは県民としてもかなり気を遣うべきであろうと思っています。
感染・感染の疑いの件数が115件。
すでに11万頭以上の牛や豚に感染しているとのこと。
これらがみな「処分」される。
一口に11万といっても、膨大な牛や豚の数です。
それらを埋めるにしても広大な用地が必要でしょう。
鳥インフルでも大変なことでしたが、今度は規模が違います。
宮崎は全国に子牛を出荷し、それが神戸牛や松阪牛として育てられている。
今回の問題はこと宮崎だけの問題ではなく、全国の畜産業に大きな影響が出るといわれています。
県内の畜産業が壊滅的な被害を受けるのではないかと懸念されています。
国の対応や県の対応が遅いという批判はあるでしょう。
しかし、問題は畜産農家の生活保障。
家畜を失うというのは生活の糧を失うということです。
すでに絶望的な思いにとらわれている方々もいるのではないでしょうか。
生活保障もさることながら、精神的なケアも必要だと思います。
学校等でも消毒マットを用意するよう通知が来ています。
また、被害を受けた畜産農家の子弟には授業料の補助等の就学支援が準備されています。
わが校の生徒たちの家庭にも大変な状況に立たされているところがあるのではと思われます。
本当に深刻な状況です。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
「口蹄疫」を「口てい疫」と表記するのはやめてほしいですね、NHKさん。
文字通り、口と蹄(ひづめ)に感染する疫病なんですから。