最近酒屋さんのワインを眺めていたら、スクリューキャップのワインが増えてきていることに気づきました。
熟成を望まない、南仏やチリや南アフリカや豪州・NZなどの、若飲みされるワインたちです。
オープナーが要らない点がお気軽でいいのでしょう。
熟成タイプのワインにはまだ用いられているのを見ていません。
コルクを通してごく微量ながら、空気を呼吸することが熟成には必要なので、空気を全く通さないスクリューキャップは向かないのです。
さて、いつのまにか我が家で1000円前後で買っているワインの多くがスクリューキャップになっていたのでした。
始めは抵抗があったのですが、コルク式の若飲みワインと味に大きな違いはないことに気づきました。
むしろ、コルクを開ける手間を考えれば、スクリューキャップ式の方がいいかも。
というか、ソムリエナイフでホイルを切って、コルクスクリューを差し込んで、力を入れて抜く、という作業がちょっと疲れを感じるときがあるからです。
それに時たま、むちゃくちゃ固いコルクがあって、なかなか抜けないということもあります。
そんな時は、コルクが恨めしく感じられたりするんですね。
あるいは少し酔っ払ってから新しいワインを開ける時、スクリューキャップ式ならほとんど抵抗なくあっさりと開けられるので、非常にありがたいのです。
ソムリエナイフを使いたくない、という点に精神の退廃を感じないわけではないのですが、やはり手軽さには負けてしまったりする。
というわけで、ディリーワインを探すとき、ついスクリューキャップに目が行くようになってしまいました。
もちろん、熟成タイプのワインを開けるときは、やはりソムリエナイフの儀式が必要であることは言うまでもないし、そこに喜びさえ存在することは言うまでもありません。
ただ、日常飲むディリーワインならスクリューキャップで十分と思えるわけです。
今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。
最近熟成タイプを飲んでいないということにも気づきました。
そろそろワイン会をしなくては。