あなたはお酒が入ると、電話をしたくなりませんか。

体にアルコールが入るたびに、人恋しさがつのって、ついつい電話をしてしまう。

そんなことがありませんか。


私はあります。

それもしょっちゅうあります。

酒でいい気分になると、携帯の電話帳を繰ります。

いろいろな名前の中から、このところ音信不通の人をピックアップします。

そして電話します。

先方が出てくれる場合もあれば、もう使われなくなった電話番号だったり、本人とは違う人が出たり、話し中だったりします。

興がのれば、延々と話します。

電話代かかります。

ひところかかりすぎてかみさんから叱られたこともあります。


恋人とのことを話されたり、結婚していたり、出産していたり、留学していたり、人生相談であったり、飲み会中であったりさまざまですが、とにかく懐かしい声を聞くだけで、心がいやされます。

まあ、至福の時間かもしれませんね、電話代さえ気にしなければ。


この、酔うと電話したくなるクセは昔からでして、携帯を持っていない頃から家庭用電話機で電話していたもんです。

相手の方には迷惑かもしれないのですが、けっこう話が盛り上がるのでやめられません。

単なる酔っ払いのオヤジが電話している図ですから、心地よくない人もいるでしょう。

そういう時は電話からそういう空気が伝わってくるので、早々に打ち切っています。

でも、お互いにいろんな話ができる時間は貴重なんですよね、会って直接話をしている時以上に。

面と向かっては話せないことも、電話だったら話せたりしますから。


というわけで、今日も携帯の電話帳を繰ってみるのでした。


今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

あなたの身近にいる電話魔らしき人は、本当はすごく寂しい人なんですよね。