昨日はこちらは初夏みたいな天候で、最高気温が24度!

三月なのに「馬鹿じゃないの!」(かみさんの叫び)と思われるぐらい暖かすぎる一日でした。

ところが今日は最高気温が12度。

昨日の半分。

初夏になったり春先になったりで、体調を崩してしまいそうです。

花粉はこの気温変動にも関係なく今年もばんばん飛んでいるようで、ゴーグルにマスクの完全武装で出勤してくる同僚もいたりします。

さすがに授業中はマスクをはずさなければならないけど、花粉症の人にとっては授業が難行苦行かもしれません。


さて、宮崎はラーメン店も多いけど、それに負けないぐらい多いのがうどん店です。

電話帳で調べてみると市内だけでも100店舗近くあります。

ラーメン店はそれ以上に多いのですが、しかし、実は宮崎人は意外にうどん好きなんです。


近所のうどん店など、休日になると朝早くから繁盛しています。

すうどんなら1杯200円もしませんからね。

手軽なファストフード感覚で食べられるわけです。

500円も出せばエビ天にマル天に卵が入ったぐらいの豪華なうどんが食えてしまいます。

庶民の味方、それが宮崎のうどんです。


そのうどんのお店でかつて「吉長うどん」というお店がありました。

あっさりした出汁にマル天が入ったうどんが人気で、昼休みは曜日を問わず客でごったがえし、「吉長うどん」の名前を知らない人は市内にはいないぐらいでした。

一度火事に遭ったのですが、すぐに復興して営業を再開し、吉長ファンを喜ばせてくれたものです。

うちの長男の高校への通学路にあったので、部活動の帰りなどよくお世話になっていたようです。


その「吉長うどん」が、実は商標をどこぞの企業に買い取られてしまい、「吉長=きっちょう」を名乗れなくなってしまいました。

どんな事情があったのかはわかりません。

なぜブランドの「吉長」を売ったのか。

だまされた、とかいう話も風の噂で耳にしたりしますが。


その売られた名前は、「宮崎のきっちょううどん」という看板を掲げたチェーン店の看板に今は使われています。

県外資本のお店ですし、元祖「吉長うどん」の味とはたぶん違うはずだから、未だにそのチェーン店には行っていません。

元祖のお店は、今は別の名前で営業をしています。


現在一時帰省中の長男が久しぶりに「吉長うどん」を食いたいというので、今日はかつての「吉長うどん」店に行ってまいりました。

相変わらずお昼時で混んでいます。

やっとのことで車を留め、家族4人で食してまいりました。

以前より少し麺が固くなったかなと思わされたものの、出汁は前と変わらずうまい。

なんと、エビ天うどん1杯280円!

家族4人で1200円もしないでお昼が済んでしまいました。

久しぶりの長男も大満足。

元気に熊本に帰っていきました。

ありがとう、かつての「吉長うどん」。



今日もウィノローグに来ていただきありがとうございました。

美味しくて安上がりな宮崎のうどん店。

300円あれば十分おいしい昼食が味わえます。