4日間の期末テストが終了。

自宅学習の記録を見ると、試験期間中連日睡眠時間2~3時間でがんばった生徒もいるようだ。

いわゆる一夜漬けを4日連続でやった子もいる。

毎日一夜漬けとはご苦労なことだ。

ふだんから少しでもやっていれば、そこまでしなくてもいいはずなんだけど。


しかし、生徒の身に立てば、「ふだんからすこしでもやる」というのが難しい。

部活やイベントで休日も自宅にいない生徒にとって、「ふだん」というのは「勉強できない日」なんだな。

勉強できる日は、ポッと空いた日ぐらいしかないのだ。

しかしポッと空いたから勉強するわけでもない。

部活から解放された息抜きの日に、勉強はきついだろう、よほど勉強好きの子でないかぎり。

からおけに行ったり、ショッピングに行ったり、青春したりと、空いた日はそれなりに忙しい。


かくして、生活における勉強の位置づけは下がりっぱなしである。

あがくのは試験前だけということになる。

そして、連夜の一夜漬け生活が来る。


まあ、それでも、成績を上げたいという気持ちだけでも、よしとすべきだろうか。

勉強をどうやって彼らの頭の中に位置づけてやるか。

教師は格闘するしかない。