今日のジャパンカップ

見事ウォッカが制した。

10月の毎日王冠は2位、11月の天皇賞は3位と不本意なレースが続いたが、今日は本来の強さが出た。

直線で抜け出したときは、楽勝に思えたが、オウケンブルースリが猛然と迫ってきたのを、ハナ差で振り切った。


これでGⅠ7勝。

シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクトといった往年の名馬に記録で並んだ。

牝馬のGⅠ7勝は初らしい。

このレースで引退かとも言われていたが、勝ったことで暮れの有馬記念に出る可能性も出てきたのではないだろうか。

それがたぶん、引退レースになるはず。

3歳の時、牝馬で日本ダービーを初制覇して以来のこの2年間だった。

初レース以来、22回で10勝している。

強いレースを見せ付けてきた、本当に「女傑」にふさわしい馬だった。

特に今年の安田記念では、直線になって前を走っている馬が壁になってなかなか抜け出せなかったのだが、残り200mあたりでようやく抜け出し、先行していたディープスカイを差し切った勝利は、今でも印象に深く残っている。

抜け出せない時はもう負けたと思ったからね。

すごい馬だった。


さあ、気持ちよく12月に向かおう。