今日は久しぶりにクラス全員が登校。

36人全員が揃うのは、実に17日ぶりのことだ。

いやあ、よかったよかったニコニコ

どの子も明るい表情で登校してくれたのがうれしい。

やはり学校で友達と顔をあわせるのが、一番楽しいよね。


というわけで、さっそく今週末の模試に向けての勉強が始まった!


さて、始まると、、、、過去問を解いている生徒の頭上には、

「ナニ、コノ文章、ワケワカランシ!」

「ダリィ~」

「解ケルワケナイジャン」

「早ク終ワッテクレ!」

など、マンガの吹き出しがふわふわ浮いているかのような沈黙が。。。。


抽象的な文章、意見を主張する文章になかなか普段は触れていないんだろうから、マンガの吹き出しが浮かぶのもやむをえないか。


「筆者はたぶんこの文章を1時間ぐらいかけて書いているかもしれない。

知識の量も比べ物にならないくらい豊富だ、意見もしっかりしている。

それをたった20数分で読み解いて納得する、なんていうのは不可能!

100%理解するなんて、どだい無理!

これは純粋に国語の言葉の勉強だと思ってよみなさい。」


そして、「同じ表現がないかだの、よく出てくる語句はないかだの、指示語をはっきりさせるだの、理由説明文に傍線を引くだの、逆接語の後に主張ありだの、ああだの、こうだの・・・・」と指示を出して読ませるが、まあ、この指示を頭に入れるだけでも相当苦労するかも。


今日の続きは明後日。明後日も格闘してもらいます!



しかし、一般的に、きょう日、高校1年生が背伸びして岩波新書だの思想書だの読んでいる姿はめったにみない。(うちの学校だけかしら?)

いや、新聞も読まない、読書もしない。

読書感想文はネットから引っ張ってくるという輩さえいる状況。


それでも、読ませる、書かせる、言わせる、考えさせる、という国語教育の最低限の指導だけはゆずれない。

メールや単語でしか会話しない者たちに、せめて「日本語を理解できる日本人にする」という至上命題のもと、日々、書かれた文章を、嫌がってでも、これでもかこれでもか、と詰め込むしかない。

ゆとり世代に、喝!