今日でブログ開設して一週間 ニコニコ

われながらよく続けることができました、毎日。

この調子でこれから先も行きたいものですが、一週間毎日続いたのもこの時期がわりと時間にゆとりがあるからで、4月になればどうなることやら不明です

きのうまでのアクセス総数は690ということで、以前、日記をつけていた時とは格段にアクセス数が違います。

やはりブログを見て歩く人が多いのだろうな、と思います。

さて、昨日、『ワールド・トレード・センター 』という映画をDVDで見ました。

言わずと知れた9.11のドキュメント映画で、監督はオリバー・ストーン

港湾警察署の巡査部長ジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)と部下のヒメノ(マイケル・ベーニャ)が、テロにあったWTCに救援に向かったのだが、ビルの崩落に巻き込まれ、がれきに閉じ込められてしまう。その二人の救出に至るまでの家族愛を軸に描いた映画です。

『プラトーン』でベトナム戦争の現実を鋭く批判し、『JFK』で陰謀渦巻くアメリカ政治の裏を描いたストーン監督の作品にしては、きわめてまじめな人間ドラマで、9.11テロの背景やテロそのものへの批判などはほとんど感じられないものでした。

テロ後まだ5年、その後のアフガニスタン、続いてイラクでの軍事作戦展開中の中で映画を作るには、体制批判より人間愛に重きをおかなければなかったのかもしれません。

9.11の総括にはまだまだ時間がかかるということでしょうか。

しかし、ヒメノが「キリストを見た」とか、マクローリンが奥さんに「君のおかげで助かった」などというのを見るとやや安直な印象もあって、もう少し深く描けなかったのかなとも思いました。もっとも、「水戸黄門」的な筋書きの決まった結末を描くのが、いまだ9.11ショックを引きずるアメリカには必要なことであったのかもしれないですが。

一番印象深かったのは、海兵隊あがりのカーンズ軍曹(マイケル・シャノン)。

彼は使命感に駆られて崩落現場に駆けつける。夜を迎えて救助活動がいったん休止されてから彼はもう一人の海兵隊員と生存者を探し、とうとうマクローリンとヒメノを発見する。そこで「あなたたちを救うのが海兵隊の使命だ」みたいなセリフを言うのですが、これは見ている方にはしびれるセリフですね。

同じ海兵隊員でも、どこぞに駐留する連中とはちょっと違うなあ。

ストーン監督の次の作品に期待することにしましょう。