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秋物。

《長文スルー推奨》

アパレル裏事情です。

シャツメーカーは 今年末から1月初までに 

2012年秋物の生地の発注を終えねばなりません。

え? もう秋物? と思われるでしょう。

円高、デフレの影響で シャツの生産拠点は海外へ移行している、

という件は 以前書きました。

もはや 中国の縫製工場も人件費が上がり始めています。

工場で働く人達は 毎年 旧正月に田舎に帰り そのまま帰ってこないのです。

田舎により近く 給料の良い職場が見つかるからです。

日本のように

事前に退職届を出し、引継ぎする人が雇えるまで待つ、なんて事はありません。

いきなり辞めてしまい 旧正月明けに出社して来ないのです。

その為 工場側も引き留める為に より良い条件を出さねばならないのです。

日本国内のシャツメーカーは 更に人件費の安い国へと拠点を移行します。

タイ、ミャンマーなどで縫製を行なうのです。

しかしながら 今まで長く中国を生産拠点にしていた為

生地や副資材(ボタン、芯地、パッケージなど)の調達は中国が大半です。

今や中国の生地は 世界各地から注文が入る巨大産業です。

今から生地の仕掛けをしても 

上がってくるのに先染め生地で4ヶ月、無地ですら3ヶ月以上かかります。

そこから タイやミャンマーに輸送して 製品として日本に入るのは

8月になるのです。

なんと リードタイム(仕掛けから上がりまで)は7ヶ月超。

小売店は これほど先物の発注数量を決められるわけもなく

メーカーは 前年実績並みの数量を 勘を頼りに発注するのです。

しかも ロットを大きくしてコストを下げる為に

量販店から百貨店まで 同じ生地に統一しようとします。

残念ながら 今後 百貨店で販売しているシャツで 

生産国が 東南アジアの場合は 量販店の格安商品と同素材、

なんていう事が多々出てくるのです。

世界の生産国の流れは 日本と同じように進み 東南アジアは発展します。

そして 中国同様 人件費が上がり 次の格安工賃の国へと移行するのです。

その頃 日本国内の縫製工場は ほぼ全滅しているかもしれません。

この先 僅かに5年から10年の話しです。

日本は アパレル業界も 政治同様 仕組みを変えなければ

立ち行かなくなるでしょう。

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何とかせねば。。。