スポーツクライミングを五輪競技に――. 東京都が招致を目指す2020年夏季五輪では、新たに1競技が採用される. スポーツクライミングは、野球やソフトボールなどとともに候補の一つで、採用競技は13年に決まる. 現在、日本選手が世界ランキング上位におり、日本山岳協会は「採用されれば、日本はメダルが期待できる」と話す. スポーツクライミングは、人工壁を登る競技で3種目ある. ロープを使い高さ15~20メートルのルートを登る「リード」、高さ4~5メートルの壁に設定されたルートをロープなしで攻略する「ボルダリング」、人工壁に設定されたルートを登るスピードを競う「スピード」. 日本は、08年国体から実施している「リード」と「ボルダリング」の2種目で現在、世界トップレベルの選手を抱える. ボルダリングは、女子の野口啓代(あきよ、22)が今季のワールドカップ(W杯)で2勝. 男子の堀創(つくる、22)は昨年の年間ランキング4位だ. リードは男子の安間佐千(さち、22)が同3位だった. 国際スポーツクライミング連盟が発表した昨年の国別ランキングでは、日本はボルダリングが4位、リードは5位になっている. 日本勢の活躍の背景には、クライミング専用施設の増加がある. 日本山岳協会によると、04年に全国で55店舗だったクライミングジムが昨年は191 店舗と急増. 愛好家は約30万人にのぼり、会社帰りにクライミングを楽しむサラリーマンも増えているという. 野口は「9月の世界選手権(パリ)で日本人初の金メダルを狙いたい」と意気込んでいる. (近藤幸夫).