普段の通勤時間は一般的な時間帯と異なるワタシの生活ですが、たまにそうした時間帯に移動すると日本社会の原動力というか、そのエネルギーを視覚的に見るようなきがする。
当然のことでは在るのだけど、満員電車等の過酷な環境でみんな労力を提供しているのだ、と感心させられてしまう。
とは言え、ワタシは決して裕福でも何でも無く、ただ就業時間帯が異なるだけなのですが。
大戦後、敗戦国となった日本を世界経済の円卓に再度着かせるために、誰かが描いた筋書き通り、思惑通りに日本社会は構築され、歩んで来たのが今日の日本の姿なのだろうか？
ひょっとするとそもそもの経済活動は、一部の優れた策士によって描かれた筋書き通りで、常識と名付けられたものに多くの人間が縛られているのかも知れない。
快適とは程遠い状況にも、それが当然と認識することで、誰もが疑問も持たずに従い続ける様に仕組まれたかの様な感覚は、高度成長期時代を皮肉ったコメディー映画のワンシーンが連想させられる。
生きる事は決して簡単な事では無いのだから、大変なのは当然だ！と言うのも常識的な意見ですが、自分達が築く人間社会、どうせならもう少し人間に優しい環境造りが出来ないものでしょうか？
最近は、労働時間制度の見直しも討議されて居ますが、もう一歩進んで労働力を提供する就労者が、もう少し生きやすくなる仕組みが出来ないものだろうか。
