compasses report

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プログなんてやったことないので、手探り状態!

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対向車はシルビアでした。
道幅が狭かったので、初心者の僕は停車して待つことにしました。
シルビアが10メートルくらいに近づいた時、「カタっ」と小さな音がしました。
最初は何の音か分かりませんでしたが、後になってそれがドアロックが外れる音だと分かりました。
そして次の瞬間、車内がパッと明るくなりました。
続けて対向車に向かって運転席のドアが開いたのです。
あわててドアの取っ手を掴みドアを締め、シルビアもブレーキをかけたので何とか事故にはなりませんでしだ。
シルビアは徐行し、運転席の男性は「何やってるんだ」という顔でこちらを見ていました。
僕はただ頭を下げるだけでした。
家に帰った僕の顔を見て、母親がびっくりしました。
顔色は真っ白だったそうです。
その後、車や家のドアには散々泣かされる事になります。
祖父が他界して6年が過ぎ、その間特に変わった体験もなく、あの日の記憶も薄れかけていました。
しかし、祖父の7回忌を命日にすることになり、あの日の記憶もまた鮮明によみがえってきたのです。
初心者の僕は、親戚の叔父や叔母を慎重な運転で送迎し、最後の一人を駅に送り届けて田舎道を帰っていました。
その時、一台の対向車がやってくるのが見えました。
そして、間もなく始まった不可解な事態に僕はパニックになってしまったのです。