どろどろなジャムのワルツ -15ページ目

どろどろなジャムのワルツ

ふと思いついた歌詞や、ポエムや、今日あった出来事を中心にかきこみます。







あれは今から数年前の事。


5年使っていた汚い赤いランドセル背負って

灰色チェックのジャンバースカートに

紺のブレザーを着てた。

紺の帽子も被ってた。



小学校の時

学校までは電車で通っていて

家の最寄り駅までは歩いていた

あの頃はまだ若かった(今は自転車)


その日は雨が降ってた

雨の日は公衆電話から家に電話して

バスで帰ってきなさいと言われていた

もちろんその通りにした。


その駅には

ボックス型の公衆電話しかなかった

初めて入るボックス型の公衆電話。


ドアあけられた。無事に入れた。

公衆電話で母に連絡



私「今○○駅だよ。
  雨降ってるからバス使うね」

母「わかった、気をつけてね」


いつもの台詞だった。

気をつけるも何もない。

ただバスに乗るだけなのに。



ただその日は違った。



ボックス型公衆電話からでられなかった。

出方が分からなかった。

小学生高学年の私であったが

どんな開け方をしても開かなかった。



これは帰れない。



私はガタガタガタガタ扉を押した

思考が停止していたために



「押してダメなら引いてみろ」


すぐ出てこなかった。



こわかった。

どんなに力いれても開かなくて

閉じ込められたと思った。




その時


男3人女3人

固まって歩いていた大学生くらいの人が

目の前を通り過ぎようとしてた


その中の1人の男の人が

私の事を見て

閉めきった扉を開けてくれた



意外にも簡単に開けられた

赤面しつつ

「ありがとうございます!」

そう言うと


彼は笑いながら

「大丈夫。」


そう言うとさっきの輪の中に戻っていった




イケメンのお兄さん。

茶髪だったかな。

夜だったし雨降ってたしあまり見えなかった






今更ながら思い出した感謝の話。


赤の他人にも優しくできる人になりたい。




彼は今きっとスーツを着て

働いていると思う。

きっと今も人に優しくしてると思う。


誰かの脳内に残る、優しい人になりたい。