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「お母さん。」

「あれ?今のはなんでゅの?」

吝奈は倒れている後頭部を凝視した。木憂華も同じ。

「お母さん。かえるよ。ううう。」
今度はハッキリと聞こえた。

昆太の言葉に固まるふたり。

「この男子は元の世界に帰りたがって泣いてるぢゃん。たったひとり、異次元にジャンプして、行く宛てもなく、かわいそうぢゃん。ううう。」

木憂華の頬に透明な液体が流れている。もらい泣きしたのか、吝奈の頬もぬれて光っている。木憂華が注射器を自分と吝奈に当てて、水滴を流しているのは言うまでもない。

「この男子にはちゃんと元の世界にお母さんがいると思うと、危険な人物ではなさそうでちゅわ。」

「安全だと思うとなんだか眠くなってきたぢゃん。」
ビビりの木憂華も昆太の近くに寄って、安心して子供らしく寝てしまった。

昆太の寝言は続いていた。

「お母さん、変えるよ、ロリ王と名乗るのを。変態を止めるよ。だから怒らないでよ。」
泣きながら母親に詫びる昆太の寝相。

お母さんの件とイタズラされなかったという事実から安心感をもつ三人幼女。



「ふ、ふぁ~。よく寝たなあ。」
昆太はあくびをしながら、目をこすった。

「このベッドは柔らかいけど、ふとんがちょっと重たいなあ。ボヨンボヨン、ボヨンボヨン、プニプニ。このふとん、重量感があるだけに、弾力もすごいなあ。いい感じだ。」 
 
さらに感触を楽しみ続ける昆太。

「「「きゅんきゅん。」」」

「おや、音が三重奏になってるぞ。実にいい響きだ。ホレホレ。」

「「「きゅんきゅん。」」」

「ホレホレ。」

「「「きゅんきゅん。」」」

「ナニするんだよ!」