2011年4月13日AM3時 東京より常磐道を使い福島県いわき市小名浜へ向けて出発。前日の地震の影響で常磐道は勿来ICから先は通行止めでした。途中茨城県水戸市で仮眠をとりAM9時にいわき市小名浜に到着。勿来ICを降りて小名浜港までは近いです。 小名浜市街地は余り被害がなく古い和風建築の建物の瓦が落ちているのと道路が所々割れたりデコボコだったりくらいだったので内心安心していましたが、やはり海に近づくに連れてTVなどで見たような衝撃的な風景へとかわってきました。小名浜港から海沿いの道を福島第一原発の方向に進みました。原発30キロ以上のギリギリの街は四倉だと思われたので四倉に向けて進みました。
しかし進めば進むほど海沿いの道は被害が酷く悲しい気持ちがどんどんましていきます。地震から一ヶ月以上たっても何も変わってない状態です。更に途中から海沿いの道は通行止めになりました。
被災者の力に少しでもなりたいが、何からやれば良いかわからず、いわき市福祉センターの災害対策本部へ向かう事にしました。ボランティア参加の申請をしたら暫くしたら四倉の全壊の家の片付けの依頼がきたので行ってきました。
柱と屋根くらいしか残ってない酷い状況で部屋に入った泥やゴミをかき出す作業を行いました。作業中地震でもきたら大変だなぁと思いながら放射能被爆してないかなぁとか色々心配しながらの作業は色々な意味で過労です。でも依頼者のありがとうって言葉で全てふっ飛びます。
作業を終えてたった一人の手伝いをしたにすぎないけど、被災地に入って始めて気分がよくなりました。
最後に災害対策本部へ戻り救援物資を渡し終了です。

今回の震災が天災なのか、人の手によって起きたものなのか色々な憶測がありますね。後者が原因なら最悪な気分ですが
下を向いても何も変わりません。

みんなで力を合わせて上を向いて上に向かって再び歩いて行きましょう。