夜9時半のJR線。

お向かいの座席の男性が手に持っているのが私と同じものに気づいて、ちょっとだけ親近感が湧きました。


幸せそう、、、。


そう!

昨晩は

JR大阪城公園駅下車すぐの、

いずみホールで、女流ヴァイオリン🎻の

イザベル•ファウストのバッハを中心とした、バロックプログラムで、チェンバロandバロックチェロとの公演でした。


JR線で、お向かいに座った男性は、パンフレットを一読し、とても幸せそうな笑みを浮かべて目を閉じて座っていました。


正しく、イザベル•ファウストは

幸せになる演奏をしてくれる演奏者。

私も同感です。


Instagramにも少し載せましたが、


本物の素晴らしい演奏は、

高い技術を感じさせません。

これは、先月庄司紗矢香率いるショーソンを中心としたフランスものもアンサンブルプログラムで、はっきりと感じました。


素晴らしい音色、最早、普通の音は出さない、

神々しいというのが、似合う庄司さんの音に対して、イザベル•ファウストの音は、親愛と言うべきでしょうか。

音楽をただただ愛し、バイオリンを愛おしく友達のように優しく扱う心地よい音色です。


私がよく感じる、この演奏はどこが上手いのだろう???

と、ひたすらその演奏の凄さ?を探すアーティストは、技術が全面に出ている演奏だということ、、



そうではなくて、


素晴らしい演奏、あくまで私が思う、それは、


そこに奏でられた音楽に一瞬で魅了され、

本当はものすごく高い技術によって成り立っていても、それは音楽の陰に潜んでいて、全面には出てこない。


技術は必要だけれども、それだけでは

つたわらないと思う。


音楽がまず先にくる。


慌ただしい日常の中の非日常のほんの一瞬でも、幸せな演奏を聴く事ができて、

心にあたたかさを感じられて、とても佳き夜でした。

きっと、JR線のお向かいに座っていた男性もそう、、、。


来月は

ギルシャハムの公演と、ベルリンフィル。。。。