がんばらない日。

【モグちんのおはなしその６７】

モグ「きょうも～まちぼうけ～なんですよぉ～zzz・・・」



んん。

だってこの問題見てよモグちん。



比の勉強してるんだけど、ドレッシングの作り方がね酢２に対してサラダ油３だって

わたし、酢３に対して油１だったわー。

どおりですっぱくてむせるわけだわ。

とか、算数をやってるはずなのに家庭科の勉強に変わってるこもあです。

モグ「ねーねー。そろそろお散歩いこうよー。」



はいはぃ。

じゃあきょうは特別に、モグの好きなところに行っていいよ。

モグ「ほんとに～わぁぁぁ～い」

そんなわけで、きょうは特別に自由散歩です。

モグちん、どこへいくのかな


















・・・。


連れてこられたのは、なんと自宅からほど近い小さくて地味な公園でした。

何して遊ぶの

モグ「こっち。こっちだよ～」

連れてこられたのは、なんと・・・





ベンチ


モグ「モグね、ここにすわってね、だっこされながら冷たい水筒のんで、遊んでるひとを見てるのが好きなの」



ほえぇぇぇぇ～そうだったんだ

そりゃー知らなかった

だって、ここに座るのもはじめてじゃない。

生まれつき膝が弱いモグ。

グレードは、この年齢にしては高めの３。

あるく足も、ちょっと内股で。

いつか歩けなくなってしまうかもしれないと言われて。

膝が悪化しないようにと、小さいころから筋力をつけて頑張らせてたのに。

モグは、ただ一緒にお外の空気にふれてのんびりしていたかったようです。

ごめんね。

焦って、お散歩の意味を見失ってたのかもしれない。

いつも、チャキチャキとわたしの傍を一生懸命ついてあるいてくるモグ。

歩みが止まると、グッとひっぱる首輪が痛かったのかもしれない。

もどかしさで、見ないふりしてひっぱる私。。。

「グッウッ」と苦しそうな咳をするときがあるモグ。

ひょっとしたら、お膝が痛かったのかもしれない。

ごめんね。ごめんね。。。
























モグ「きょうはね、好きなことさせてくれてありがとね」



ニコニコ嬉しそうなモグ。

大切なものは、何なのか。

何のために、がんばってるのか。

目標を失っちゃいけない。

そう、気づかされたお散歩でした。


























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