トウモロコシ収穫勉強会・活動報告

7月13日（土）名古屋みなと農園にて、トウモロコシの収穫＆勉強会を開催しました。

会員の池川さんに活動レポートを書いて頂きましたのでご覧ください。

今回お邪魔したのは「名古屋みなと農園」さん。

コミュニティあいちでは3回目の訪問ですので

すでにご存知の方も多いかと思いますが、

私自身は初めてでしたので、とても勉強になりました。

場所は名古屋市港区。近くにはイオンモール名古屋茶屋店があり、

町のような田舎のようなところですが、

名古屋市内にこれだけ広い畑を所有し栽培しているところは珍しいそうです。以下園主の坂野さんに説明をしていただきました。

「品種」

今回収穫させていただいた品種は「恵味（めぐみ）ドリーム」。

近年の気温上昇から、暑さに強く、また収穫時期を考慮しながら

ご自身で種苗会社に問い合わせをしたりネットで探しながら選んでいるそうです。

「収穫」

一般的にヒゲ（絹糸：けんし）が茶色くなったら収穫と言われますが、やはり先端部分の詰まり具合をみながら、とのことでした。

またベストな収穫のタイミングを逃すと、糖度がデンプン質に変わり、糖度も下がり実も縮んで、口当たりも悪くなるとのこと。

お恥ずかしながらこの点は知りませんでした。

この日は一人3本収穫させてもらいました。

「食べ比べ」

畑から事務所兼農園ストアに移動。

上記からベスト収穫のものと、3日ほど収穫遅れのものを

蒸して食べ比べをしました。

その差は歴然で、

ベストなものはジューシーで糖度も高く

（測定しませんでしたが恐らく１６～17度）、香りも良かったです。

収穫遅れたものは、一応とうもろこしの味はしましたが、

美味！ではありませんでした。

「保存と買う時のポイント」

今さらですが、低温をキープしさっさと食べる、この2点です。

お店で買うときは先端部分を少し確認しながら選びます。

すべての皮を剥いて中の状態を確認したいところですが、

剥いた瞬間から劣化も進むそうですので

店舗さんサイドのことも考えて我慢しましょう。

「最後に」

前述しましたが収穫にはちゃんとタイミングがある、ということはあまり考えたことがありませんでした。

直売所などで『朝取り』シールに魅かれて買っていましたが、

収穫自体が遅れていたら朝取りでもイマイチだということを初めて知りました。またやはり獣害もあるそうで、生産農家さんのご苦労を再認識しました。

秋冬にはその時期の野菜を栽培・販売されているそうです。ご興味のある方は一度お問い合わせ下さい。

なお今年のとうもろこしの収穫は7月18日まで、ということでした。

野菜ソムリエ・池川美保