私の住んでいる家からは3本の工場の煙突がよく見えます

地元の人はその煙突からの煙の流れをいつもチェックしていて、天気を予想しています。「煙が右に流れているから明日は晴れそうじゃねー」というふうに。(結構当たっています)

 

しかしその煙突の煙が何か汚いものを出しているのではなく、綺麗な水蒸気を出しているのだということを、先日初めて知りました。

 

工場主催の「工場見学会&夜景クルーズ」に参加したのです。

 

その工場に勤めている人や関連企業の人も小さいころから周りにたくさんいて、私にとっては馴染みがある大企業。

でも実はあまりその会社の事を知らないのです。

幼いころからそこに既にあったものなので、あえて興味を持ったことがないというのが本当のところかも。

小学校の頃は図工の時間に時々工場の近くに行って、写生をさせられたものですが、こどもの私には何の感動もありませんでした。

 

でも今回、もっと近い位置で工場内部を見せてもらうと・・・!?

その宇宙ステーション的な不思議な建造物にワクワク。

この会社は化学メーカーなので、何を作っているのかこれまでさっぱりわからなかったのですが(説明されてもここに詳しく書けるほどはやっぱりピンと来てないけど・・・)、

ここで作られたものが半導体や、建設資材、医療器材などの大切な原材料になっているのだなと理解できました。

 

そしてなにより、たくさんの方が「安全」を一番に考えていることもウレシイ発見でした。

 

そんな風に工場の中をほんの少し見せてもらっただけで、その企業やそこで働いている人に対する興味や愛情が湧いてきました。

就職活動においても、企業研究が大事だと言われます。

気になった企業を「知る」ためにネットを検索するだけではなく、五感を使えばよりそれが自分の中にスッと入ってくる感じがします。

「知る」ことは「知らない」ときよりずっと想像力が湧いてきます。

そこで働いている自分が想像できるようになります。

 

◆   気になった店舗に足を運んでみる。

◆   応募したい会社の関わったサービスを体験してみる。

など。

 

プロの仕事を肌で感じることで得るものはきっと多いでしょう。

 

そうしていると、想像力が湧いてきて、「志望動機」は捻り出さなくても自分の中から自然に湧いてくるに違いない。

そう思えるのですがどうでしょうか?

 

五感を使った企業研究、積極的にお試しください。

 

相談員 金井