会社との交渉も最終局面をむかえ結論待ちとなりました。〈14〉

会社と２回目の話し合いで近日中に結論を出してくれることになり、その間、私たちは次の行動に出ることにしました。

おそらく幹部と窓口の担当者は現場の親しい人に「こんな話になったけどどう思う？」と聞くはずです。

幹部が聞く人といけば、役職のついた人で、以前から親交があって、その人の意見を参考にする人という予測をしました。

話したこともないパートの意見を聞く気なんてまったくないはずです。

私たちは労働局に行ったときに組織図を提出しました。私たちの上に立つ人たちのそれぞれの人となり、動き、指揮系統、これまでどのような関わり方をしていたのか説明しました。

そこで労働局の田中さん（仮名）から「この人が解決の鍵になる」と言われた人物がいたのです。

その人とはマネージャーです。話をして力添えをお願いすることにしました。私たちの思いを後押しして幹部の人を説得してくれるかもしれません。

これも大きな賭けです。どちらに転ぶかわかりません。私たちと足並みを揃えてくれたら、と思いマネージャーに時間をいただきました。

マネージャーにこれまでの経緯と幹部とのやり取り、パワハラをした2人とはもう一緒には働けないことを伝えて証拠も見せました。

すごい！

よくここまでやったね！

私たちの話に耳を傾けてよく聞いてくれました。

そしてマネージャーもこれまで何度か上に掛け合っていたそうです。しかし、1人の力ではどうすることもできなかったので今回、私たちと一緒に動いてくれることになりました。

ようやく光が見えてきた感じです。

「根回し」という言葉が嫌いでしたが、まさかこれがこんなに重要だなんて。

今回も後手に回らず、とにかく先手、先手と動いたのが良かったです。

そして、やはり幹部の人がマネージャーを呼びました。

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水面下で動いて先手必勝 〜パワハラと労働基準法違反〜