会社の話し合いの後、パートのみんなにも協力してもらうことにしました。〈9〉

パワハラと労働基準法違反をしている2人に会社が事実確認をしている間、パートのみんなに私たちが労働局に行ったことを公表することにしました。

労働局から「スパイに気をつけて」と言われているので全員に声をかけることはできません。

そこでメンバーの1人が全員の名前を書き出して、誰と誰がつながっているのか、話してはいけない人は誰かすでに調べてくれていました。

人脈というのか、人とのネットワークがすごいというのか、迅速な対応であっという間に声をかけて私たちの状況を説明しました。

労働局に行ったこと、すでに会社と話し合っていることに驚いていました。何度も感謝の言葉をかけてくれましたが、こちらこそ協力してくれてありがとう、という気持ちでいっぱいでした。

パートのみんなも思いは同じでパワハラや未払いの賃金、有給、保険加入拒否などたくさんの証拠と証言がでてきました。

人数でも証拠でも圧倒的な数です。いざとなったときのパート同士の横のつながりやコミュニケーションがどれだけ重要かというのを思い知りました。

メンバーの1人が言いました。

今こそ私たちが一枚岩になって、あの2人（パワハラ）に立ち向かうとき！みんなで強固な岩になればなんとかなる！

横のつながりをしっかりしたいと思ったので温度差をなくして情報を常に共有することにしました。その理由は3つです。

1.「協力してくれって頼まれたからやっただけ」というのを避ける

2. 一体感と各自が主体性を持てるようにする

3. 安心して一緒に解決に向けて取り組んでもらえるようにするため

そのためにも私たちメンバー5人がブレることなく、リーダーシップを発揮していく必要があります。

リスクがあるのも承知しています。だからこそ私たちなら信頼できて安心できる、と思ってもらえるような姿勢でいようと心がけました。

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パワハラの解決に向けて労働局の次にやったこと