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​マネージャーの力も借りて交渉することにしました。〈15〉

メンバーと私ではじめたパワハラと労働基準法違反の是正は、まず労働局に申告、次にパートの人たちにも協力してもらい、そしてマネージャーへと広げていきました。


会社との交渉もマネージャーの賛同を得ることができました。幹部とマネージャーで調整が行われています。


私たちが労働局に行って会社の担当者と話し合っている数ヶ月、パワハラと労働基準法違反をしていた2人はどうしていたのか。会社の担当者が労働局から指摘を受けたことを本人たちに伝え聴取もしています。


管理職の男性はいつも通り仕事をしていましたがパートとは一切関わりを持ちませんでした。あんなに脅していたのに部署に来ることが減りました。


もう1人パートの女性はその管理職の男性の側から離れずに行動していました。男性が他の部署に用事があると一緒に行って横に座っているという不思議な光景でした。


さらに労働局から指摘されているのに差別、強要、言うことを聞かないとキレるということを続けていました。社内で問題になっても態度を改めることもしません。この女性も自分なりに周囲に味方になってもらおうと必死に動いてました。


どんなに嘘をついて取り繕うとも、これまでの言動を覆すことはできません。近くにいるのは利害関係で忖度してもらった人たちです。


私たちが会社の担当者と話し合いをしている時間は仕事をせずにソワソワしていたそうです。


「覆水盆に返らず」です。


ほぼ毎日、仕事で会っていましたが私から話しかけることはありませんでした。ところが、この女性は何事もなかったかのように話しかけてくることがあって驚きました。


しばらくしてから先日の約束どおり、会社の窓口の担当者から会議室にくるように連絡がありました。これまで、こちらから何度、連絡しても誠実な対応してくれず、向こうから連絡してくるのは珍しいことです。


これでも、なお態度が変わらなかったら、ということを事前にメンバーで話し合っていたので戦闘態勢です。私たちは会議室に向かいました。



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